避けられなかった4つの事件──名匠ジャ・ジャンクーが急変する中国の現実を映す群像ドラマ「罪の手ざわり」

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避けられなかった4つの事件──名匠ジャ・ジャンクーが急変する中国の現実を映す群像ドラマ「罪の手ざわり」

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  1. 罪の手ざわり(ジャ・ジャンクー 中国/日本 2013年)

罪の手ざわり(ジャ・ジャンクー 中国/日本 2013年)

山西省の炭坑で働くダーハイは、村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家によって不当に搾取されていることに怒りを募らせる。重慶の男チョウは、妻子に出稼ぎと偽って家を出ては強盗を繰り返していく。湖北省の風俗店の受付係シャオユーは、不倫相手の妻に詰問され、さらに店の客に無理やり迫られる。広東省の工場員シャオホイは、同僚を怪我させたことから工場を逃げ出し、新しい勤め先のナイトクラブでダンサーと恋仲になる。
ジャ・ジャンクー監督が『長江哀歌』から7年ぶりに手がけた長編劇。中国で実際に起きた4つの事件を基に、社会の底辺でもがく者たちの姿をバイオレンスシーンを交えて描き出す。カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。

■出演
チャオ・タオ、チアン・ウー、ワン・バオチャン、ルオ・ランシャンほか

© 2013 BANDAI VISUAL, BITTERS END

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