PROGRAM

放送作品情報

マギー

MAGGIE 2015年 アメリカ / 96分 ドラマ ホラー

最愛の娘がゾンビ化したら…平凡な父親の葛藤をシュワルツェネッガーが戦わずに熱演するホラードラマ
放送日時
2020年04月01日(水) 深夜 01:30 - 03:30
2020年04月20日(月) 16:45 - 18:30
2020年04月23日(木) 23:00 - 深夜 01:00
解説

アーノルド・シュワルツェネッガーがプロデューサーを兼任し、徐々にゾンビ化していく娘を見守る父親の苦悩を、得意のアクションを封印して体現。名子役から成長したアビゲイル・ブレスリンも娘役を好演。

ストーリー

農作物だけでなく人間の体も腐らせる歩腐病ウイルスが蔓延する近未来のアメリカ。田舎町に住むウェイドの娘マギーは、外出禁止令を破って町に出てウイルスに感染してしまう。劣悪な隔離施設に娘を入れたくないウェイドは、知人の医師の口利きでマギーを自宅に引き取ることに。ところが何をすればいいか分からないまま、マギーの扱いを巡って後妻のキャロラインと対立し、ゾンビ化した隣人親子を殺すという事態を引き起こす。

出演

アーノルド・シュワルツェネッガー
アビゲイル・ブレスリン
ジョエリー・リチャードソン
ダグラス・M・グリフィン
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/11/18

    シュワちゃんの異色ゾンビ映画。

    ゾンビ映画であるのだが、静かなるなること林の如く、メランコリックなタッチとなった。 近未来のアメリカの田舎町が舞台、大都市はゾンビウィウルスの蔓延で崩壊状態。 ウィルス感染者の隔離政策で、かろうじて政府の命脈が保っているような状態。 この町でも警察力は機能している。 めずらしい設定のゾンビ映画で、ウィルスの感染からゾンビ化するまで数週間を要し、 人間でなくなる恐怖が長くなるだけ残酷だ。 シュワルツェネッガーの父親と、ウィルス感染してしまったA・ブレスリンの娘との 短くても美しい最期の交流がテーマとなる。 ゾンビをショットガンでバリバリ撃ち倒す映画ではない。 ダーク調の画面設計、シュワちゃんの抑えた演技と達者な芝居のブレスリンの ゾンビ娘。ディストピア世界に最期の愛の交流を持とう、という切ない願いは分かるが、 どうしても肩すかし感が免れない。

  • 鑑賞日 2018/11/26

    異色ゾンビ映画(強暴化前を描く)

    ヘンリー・ホブソン監督による、SF・ヒューマン・ゾンビ・ドラマ。 世界にゾンビウィルスが拡散したが、収束に向かっているとニュースでは、言っている。 ウィルスに感染すると6~8週間でゾンビ化する・・・。 少女マギー(アビゲイル・ブレスリン)も感染するが、帰宅が許可され、 マギーと父親ウェイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、 人間として最後の時間をすごす・・・。 (物語が展開していかない、せまい空間の話)

  • 鑑賞日 2018/11/20

    難病もの

     ゾンビ映画というよりは難病もの系の映画と言った方がよろしいかも。ウィルスに感染、やがてゾンビのようになってしまうという不治の病に侵された娘マギー(アビゲイル・プレスリン)を看病する父(シュワルツェネッガー)の葛藤が涙を誘う(?)  感染してもすぐにゾンビになるわけではなく、発症まで8週間の潜伏期間があるという設定がミソ。その間一旦家族の元に返される。発症が近づくと隔離所に入れなければならなくなる。その短い間の娘との触れ合いが彼の決断を鈍らせる。  感染者に対する周囲の差別的視線なども描かれるあたりは、例えばハンセン病もの映画のようにも見えてくる。何とも救いのない終わり方も切ない。

  • 鑑賞日 2016/2/29

        自宅にて鑑賞。濁った色調に低く響く遠雷、さり気無く設定を説明するTVやラジオの音声。ネクロアンビュレス・ウイルスなるものが蔓延したディストピアの中、親娘の物語。葛藤と苦悩の中、行動力が有るのか、無いのか、どうしたかったのかさえ判らず仕舞いで、何も出来無い我儘なだけに映る父“ウェイド・ヴォーゲル”──笑顔の無い髯面のシュワちゃんも悪くなかったが、義母“キャロライン・ヴォーゲル”役、J.リチャードソンの好演が印象深かった。丁寧に積み上げて来たのに、ラストが等閑で投槍に思え、イマヒトツ。60/100点。 ・当初“マギー・ヴォーゲル”はC.グレース・モレッツ、“ウェイド・ヴォーゲル”はP.コンシダインにオファーされた。 ・登場するウイルス“ネクロアンビュレス”とは、ギリシャ語で「死」を意味する"nekro"とラテン語で「歩行者」を意味する"ambulist"の造語で、「デッド・ウォーカー」を意味する。 ・“ヴォーゲル”家とその周辺は『LOOPER/ルーパー('12)』で、E.ブラントが演じた“サラ”と同じロケ地が使われており、二作には全く同じアングルやカットが存在する。 ・後半、D.M.グリフィン扮する保安官“レイ”が、“ウェイド・ヴォーゲル”のA,シュワルツェネッガーに決め台詞"I'll be back"と云うシーンがある。亦、A,シュワルツェネッガーが『ラストスタンド('13)』で演じた保安官は“レイ・オーウェンズ”と云う役名だった。 ・『ターミネーター('84)』以降のA,シュワルツェネッガーの出演作では最も低予算で作られた。脚本に惚れ込んだA,シュワルツェネッガーはノー・ギャラで演じたとの噂がある──但し(共同)製作を兼ねているのでそちらの収益はある。  

  • 鑑賞日 2018/2/15

    シリアスな視線のゾンビ

    ゾンビ映画が色々な社会の縮図の比喩だということがとてもわかりやすく書かれていてとてもよかった。不穏な空気だけで進むうまさとシュワルツネッガーの適役さとお見事。

  • 鑑賞日 2018/1/4

    イマイチだ

    最初はウイルスもありそうでリアルだなぁと感じたが作品を最後まで観賞して考えなおした作品‼️

  • 鑑賞日 2017/10/21

    ひと味違ったゾンビ映画

    アーノルド・シュワルツェネッガー主演のゾンビ映画。 ゾンビに噛まれると感染すると言うのは今までのゾンビ映画とは変わらないが、ゾンビになるまで何日もかかるという今までのゾンビ映画とはひと味違う設定。 娘がゾンビに噛まれ、じわじわとゾンビになっていく中での家族愛を描いている。 全編に渡り、暗いテイストで展開していくが、恐怖心を煽るための演出ではなく、愛する人が徐々にゾンビと化し、それを何も出来ずに見守る事しか出来ない父親の心模様と言った感じ。 ある意味ゾンビが人を捕食する作品よりも残酷かもしれない。

  • 鑑賞日 2017/10/9

    アクションしないシュワちゃんっ

    ゾンビものですぐ変化しない。娘が段々人間でなくなっていく父の苦悩をシュワちゃんが演じてる。ヒューマンドラマですなぁ

  • 鑑賞日 2017/9/30

    散々な評価だが、シュワ主演のゾンビ・アクションではなく、娘役のアビゲイル・ブレスリンが主役でシュワは脇役と考えれば、良くできた父娘愛ドラマだと思う。 『ゾンビランド』では少女だったけど、アビゲイルも縦横共に成長した立派な大人になってビックリ。 悪く言えば別にシュワでなくても良かった作品だが、殆どが嘆く父親のキャラで、これはこれで珍しく貴重なのかもしれない。

  • 鑑賞日 2017/5/20

    新鮮味が無い

    ここのところ目に付く変格ゾンビ物。 変化をじっくり見せるのは最近の傾向と言える。 従来の世界観を踏襲。 片田舎に住む父と娘の愛にスポットを当て真正面から捉える。 ロードムーヴィ要素や家族の掘り下げは無い。 病気としての伝染の模様、研究の進展も語られない。 進行が遅いならサナトリウムのニーズも生まれるだろう。 新しい切り口が見られず残念。

  • 鑑賞日 2017/5/22

    うーん🤔

    うーん、どうなんだろう? アーノルド・シュワルツェネッガーには、 他にもっと演るコトがある様な気がするんだけれど…。 つまり、この作品の主人公はアーノルドでなくてもイイ様な気がする。 少なくとも、私が観たいアーノルドがココにはいない。 歳の所為にするかも知れないけれど、 スタローンはそれを生かして、 なおかつ、私を裏切らない。 例えば、グリード、 例えば、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー・リミックス、 さすがに自分の生かし方をよく知っている。 役者が演りたい役とお客さんが観たい役が違うんだと云うコトがアーノルドには理解出来てないのだろうか? ターミネーター5の大失敗が未だに影響しているのだろうか? ターミネーターはアーノルドじゃなきゃ成立しない。 が、この作品はアーノルドじゃなくても成立する。 アーノルドじゃなきゃ成立しないと思わせるためには、 つまり、もっと演技力が必要なんだよなあ…。 作品的には、 感動的なゾンビモノと云うコトで観るべき点がないわけじゃないけれどね。

  • 鑑賞日 2017/4/23

    シュワルツネッガーの新たなチャレンジも感じさせる

    ゾンビに噛まれたり食い殺されたら、その人間もまたゾンビになるというスタイルはロメロによって確立されたスタイルですが、大体それは数分から数秒。 映画の展開の時間的都合でそういう演出になっていたのでしょうが、ウィルスとかの感染による変化ということを考えると、もっともっと時間は長くかかるはず。 実際の感染症における潜伏期間を経ての発症までには数日から数週間かかることが殆どなわけですから。 今作ではそんなゾンビ病を実際の感染症のように徐々に発症してきて病状が悪化していく時間経過を共に過ごす家族の思いと一緒に描くという、ありそうで無かった視点で描いているところが新鮮。 よくあるゾンビ映画ではあっという間のゾンビ化が、ジワジワと何日もかけて進行していくという時間的余裕があることで、当人は勿論その家族の「闘病生活」があるわけですから。 シュワルツネッガーがこういったアクションとは距離を置いた作品を選んだのはちょっと意外でしたが、ブランクと年齢を考えると必要なチャレンジだったのかもしれません。昔の栄光にすがった「ターミネーター:新起動/ジェニシス」が大コケだったわけですし。 個人的にはシュワルツネッガーの売りだった強靭な肉体、アクションスターといったものを一度完全に捨てて一俳優としての姿を見せてほしかったので、これは非常に楽しみなチャレンジでした。 こういった地道なチャレンジをしっかりと糧にして本当の意味での再起をしてくれると嬉しいですね。

  • 鑑賞日 2017/4/15

    ゾンビ映画のネタは尽きまじ

    ゾンビと接触して感染した者を警察が隔離する状況の中で、感染した娘をどうしたらいいのかと苦悩する父親(シュワちゃん)の話。ゾンビ映画は、ゾンビだらけの世界も描けるし、この映画のようにゾンビが発生した状況も描けるし、ネタが尽きることはないようだ。

  • 鑑賞日 2017/4/6

    数週間後にゾンビ化するウイルスが蔓延する世界。 感染してしまった娘マギーとその父の愛と葛藤が主題である。 父親役は、かのアーノルド・シュワルツェネッガー。 無敵の彼は実際ゾンビや警察官くらいなら物ともしないが 感染してしまったのが娘となると、見守る事しか出来ず、より無力感を際立たせている。 徐々に自分が自分でなくなっていくマギーに対して父が下す決断とは。 そしてマギーの決断とは。

  • 鑑賞日 2016/11/30

    ゾンビの病が家族から奪うもの

    病としてのゾンビが、家族から奪うものを丁寧に描かれている。残ったものばかりを描いてきたゾンビ映画と違って、ひとつひとつなくなっていくものを感じさせる演出が切ない。マギーと同級生たちが、たき火をしているシーンが特に。シュワちゃんの演技は、正直もやもやする部分があるものの、今後もアクション封じの映画にもっと出てほしい。

  • 鑑賞日

    ラストに

    納得いかない。 とことんやって欲しかった。 じわじわ感と切なさは良かった。

  • 鑑賞日 2016/9/8

    絶望の中に親子の情愛を見る

     この絶望感に最後まで向き合うことができるだろうか、最初からそんなことを考えて観ていました。アーノルド・シュワルツェネッガーが主演といっても、ゾンビと闘い人類を救うという話ではなさそうだし、感染者が治癒する見通しも見えません。何かしら救いがあるのか見守っていても、解決策は全く示されません。絶望は募るばかりです。  見方を変えると、これは助かる見込みのない難病を抱えた娘を見守る父親の物語、ゾンビ映画でなくてもいい話です。そう見ると、父親役のアーノルド・シュワルツェネッガーは、助かる見込みのない娘の最後をどう看取るのか、娘役のアビゲイル・ブレスリンはそんな父親の思いをどう受け止めるのか、絶望の中に佇むほのかな情愛を見出すことができ、わずかながらも救われた気持ちになります。最初から感じていた絶望感にもかかわらず最後まで観ることができたのは、二人の魂の演技のおかげです。  もしかしたら、ホラー映画であればゾンビとなってしまった娘が父に襲いかかるという徹底的に絶望感を貫くラスト・シーンもあったかもしれませんが、そうでなかったことは、この映画の本質がホラーではないことを物語っています。アクションのないシュワルツェネッガーもいいものです。

  • 鑑賞日 2016/9/1

    シュワちゃんの新たな一面

    いつもだったら銃ぶっ放して無双するシュワちゃんですが、今作ではゾンビに変貌していく娘をただ見守ることしかできない無力な父親を演じてる。最後まで迷った挙句、娘の選択に先を越される訳ですが、父として答えなんて出ないだろう。ただ先送りにしているだけだと分かっていても。

  • 鑑賞日 2016/2/20

    シュワちゃんが良かった。

    前日にテレビで『ワールド・ウォーZ』を観て、にわかに突入した個人的なゾンビブームも手伝って、初日の初回に足を運んでしまった。 ゾンビ映画と言いつつ、あんまりホラーな映画ではなく、むしろ難病物、不治の病物の親子のドラマという感じ。ショックシーンもあるにはあるけど、そこを楽しむ種類の映画ではいかな。 これは子供、特に娘のいるお父さんが観たらまず泣くだろ? 僕は泣いた。主演はシュワちゃんなんだけど、今回のシュワちゃんはヒーローじゃない。世界も救えないし、自分の娘すらも救えなくて、ただ見守ることしかできない父。このシュワちゃんが思いの外、ハマってて、少ない台詞のひとつひとつ、微妙な表情の変化でキッチリと泣かせてくれる。改めて、アーノルド・シュワルツェネッガーという役者の実力を思い知った。素晴らしい。 ただ、いかにもホラー的な怖い音楽の使い方が、ちょっと気になった。そこはもうちょっと違った表現の方が良かった気もする。 ともかく、おそらく低予算な作品だと思うけど、その枠の中でよくまとまった良作。

  • 鑑賞日 2016/2/18

    作品紹介1(映画.com)より

    アーノルド・シュワルツェネッガーが製作・主演した初のゾンビ映画。感染するとゾンビ化するウイルスが蔓延する近未来のアメリカ。ウイルスに感染したウェイドの娘・マギーは、当局によって特別病棟に収容されてしまった。ウェイドは娘のマギーを捜し出し、家族の元へと連れて帰るが、ウイルスがもたらすマギーの変化は徐々に進行していった。徐々にゾンビへと変化し、苦しむマギーを前にただ見守ることしかできないウェイドだったが、その決断の時は確実に迫っていた。ウェイド役をシュワルツェネッガーが、娘のマギー役を「リトル・ミス・サンシャイン」「ゾンビランド」のアビゲイル・ブレスリンが演じる。監督はTVシリーズ「ウォーキング・デッド」などを手がけ、本作が長編初監督となるヘンリー・ホブソン。 マギー Maggie 2014年/アメリカ 配給:ポニーキャニオン

  • 鑑賞日 2016/2/15

    唯一のハッピーエンド

    ゾンビウィルスに感染した娘を守り続けるのか、それとも殺すのか。究極の選択を迫られる父親にアーノルド・シュワルツェネッガーが扮したホラーサスペンス。 ラジオを使ってウィルスが蔓延した経緯や症状の特徴を簡潔に説明するオープニングは、ウィル・スミス主演のゾンビ映画「アイアムレジェンド」と似通っていた。一般にゾンビ映画は感染者たちが人肉を求めて、健常者たちを襲うのが定番である。しかし本作にゾンビの群れは登場せず、父親の友人親子と娘の男友達が単体としてゾンビ化した風貌をさらすのみであった。 この事実は本作のテーマがゾンビ対人間のサバイバルアクションではなく、ゾンビに感染した人間を家族たちは愛することができるのか、その一点に絞っている何よりの証拠だと思う。 結論からいうと父親は最後まで娘を守り抜く。しかし一方で義理の母親は変転(ターン:異常に発達した嗅覚がゾンビ化の最終段階であることを気付かせる)した娘を見て家を出る。 娘は屋根に上がり自殺という選択をする。死を選ぶ、つまりこれは最も理性的な決断をしたとは言えないだろうか。 身を投じた娘の瞳に映る最後の風景。次の瞬間、実母との幸せな時間が短くフラッシュバックされ映画は終わる。父親にとっても娘にとっても、この最期は二人に残された唯一のハッピーエンドだった気がする。

  • 鑑賞日 2016/2/13

    シュワルツネイガーのゾンビ映画

     これは、アーノルド・シュワルツネイガーが、その脚本に惚れ込み、自らプロデュース&主演した映画。  意外な事に、シュワルツネイガー初のゾンビ映画となるそうです。  感染するとゾンビ化する、歩腐症ウィルスの流行により大混乱に陥ったアメリカだが、感染者を隔離する対策により何とか社会機能を回復させつつあった。  郊外で農場を営むウェイドの16歳の娘マギーも、感染者に噛まれ感染してしまった。  将来を悲観して家出したマギーだが、警察に保護され隔離所に収容されるが、ウェイドは探し出して連れ帰る。  感染した以上、発症は避けられず、マギーが人間でいられなくなるのも時間の問題だが、ウェイドは最愛の娘の為に何が出来るのかを悩み続けるのだった……  この映画、シュワルツネイガー主演のゾンビ映画とは言え、派手な立ち回りがある訳ではありません。  (まぁ、30年前ならシュワルツネイガーがゴツイ銃を振り回してゾンビの群れをなぎ払う映画もあり得たでしょうが……)  シュワルツネイガー演じるウェイドは、勿論、頑強な肉体と精神を持つ、アメリカ人が理想とするようなタフガイではあるものの、それでも尚、病気に対しては無力であり、娘を救う術を持ちません――まぁ、そこに、かつて強大であったアメリカが身動き出来なくなっている現在の世界情勢を重ねて見る事も出来る、と言う点では時代性を捉えた一面もありますし、数多作られたゾンビ映画がなかなか描けなかった、「人でなくなる恐怖」と「家族を失う悲しみ」を中心に持って来て、父と娘の意外な程に切なくも美しいドラマとなっているのも見所でしょう。その上に、ゾンビ映画ならではの、人外のものとなった人が人を襲う恐怖を描き、しかも、時限爆弾のように、それが何時始まるのか判らない、と言うサスペンスを盛り込むのです。  なるほど、これは確かに大したものであり、シュワルツネイガーが惚れ込んだのにも納得です。  また、アメリカ映画としては、低予算の部類であり、更にシュワルツネイガーがノーギャラで出演した事から超低予算となってしまいましたが、それでもマギー役には名子役として知られ実力十分のアビゲイル・ブレスリンを起用するなど、要点を押さえた作りだけになかなか見せます。荒廃した世界も、予想外のスケールの大きさで再現するなど感心させられました。  マギー役のアビゲイル・ブレスリンは随分大きくなりましたが、丸ぽちゃの印象は変わらず。難しい役ですが、期待通りの巧さを見せています。  また、シュワルツネイガーもこの静かなドラマの中でいい演技を見せていたと思います。  クライマックスとなるシーンは、ウェイドの決意に、マギーが発症しているかいないのかと言うサスペンスを重ねたもので、胸を熱くさせながらも手に汗握らせる、と言う少々やり過ぎなものと思いました。  ほんとに最後までこれだから……  それにしても、「ザ・ガンマン」のショーン・ペンが肉体改造してまでアクションをやるかと思えば、一方でアーノルド・シュワルツネイガーが演技派を目指す、と……この歳になって守備範囲を広げようとするハリウッドのベテラン俳優の積極性には舌を巻きます。 

  • 鑑賞日 2016/2/6

    父の決断

    シュワルツェネッガーのゾンビ映画。 劇場予告でゾンビとの戦いがメインではないことは想像ついていたので、すんなりその世界観に入っていけました。 ゾンビ映画自体終末映画かもしれませんが、低予算の終末映画の雰囲気がありました。 劇場予告では、 「娘として守るのか」 「ゾンビとして殺すのか」 というコピーでしたが、私の中ではもうひとつ、 「娘として殺すのか」 というものを想像していました。 しかし、どれも該当しない、もうひとつの選択がありました。 感染後、個人差はあるものの、ゾンビと化すまで2週間は、ゾンビ映画の中でも最長じゃないかと思います。 瞬間的にゾンビ化するより残った余生を有意義に過ごせるかもしれませんが、ある種の苦しい死刑宣告のようでもある。 家族の愛や、友人との楽しいひととき。 徐々に人間性が失われていく娘の姿に、切なさを誘います。 父の決断と、娘の決断に、ゾンビ映画と思えない余韻がありました。 このラストシーンは、私は好きです。

  • 鑑賞日 2016/2/7

    リアルゾンビ映画の難しさ

    #0118 ヒューマントラストシネマ渋谷「マギー」。ゾンビのような症状を呈する腐死病の蔓延した近未来のアメリカを舞台に、感染した娘を守ろうとする父親を描いたA・シュワルツネッガー主演作品。全編が陰鬱なタッチで終始し所詮絵空事であるゾンビものをリアルに描くことの難しさを示している。

  • 鑑賞日 2016/2/7

    親が子供にしてあげられること

    僕は両親とシュワちゃんに育てられたようなものなので、内容に関わらず半ば義務的に鑑賞。 ゾンビmeets難病モノというありそうで無かったパターンかな。結構好きな感じでした。 自分に子供ができてから、子供に対して親は何が出来るんだろうと考えることがある。 シュワちゃんは結局何もしないんだけど、何もしない強さも、愛情もあるのだと最近思うのです。子供が、ちゃんと最後まで道を選べるように。

  • 鑑賞日 2016/2/6

    これで良かったのだと思います

    場面はかなり凝縮されている中で、いろいろな立場の思いが交錯するのですが、なぜか途中で少し冗長に感じてしまったところもありました。最後にミリオンダラーベイビーを思い出してしまいましたが、あちらのラストは嫌いです。状況は比較するべきでは無いでしょうが、これで良かったと思いました。