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COLUMN/コラム2012.04.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年4月】飯森盛良
『インディ・ジョーンズ』123シリーズ一挙放送【4月放送日】14日一挙放送やります。 なので、お楽しみに!吹き替えでもやります。今回やるのは村井国夫バージョンのノーカット旧ビデオ版です。ただ、やはり「TV吹き替えノスタルジア」を声高に謳ってきたザ・シネマです。カットされてる/されてないより懐かしさ優先のマニアックな皆様からは「TV版やれよ!」というお叱りはいただくことになるでしょう。「トートが『あ~キモチいい』って言うレイダースやって」「ショーティーの声は悟空じゃなくてルフィだろ!」「親爺がなんで若山弦蔵じゃないんだよ!」etc…お気持ち、よ~く解っておりますぞ。見たいですよねぇ。懐かしいですよねぇTV版吹き替え。もうしばらくお待ちください。夏までには何とか。引き続き、乞うご期待。 © 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2012.04.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年4月】山田
「いい人役」をやらせたらピカイチ、あのデンゼル・ワシントンが、ダーティすぎる悪徳刑事を凄みたっぷり、恐すぎる迫力で演じ、見事アカデミー主演男優賞に輝いた刑事ドラマ。ブリンブリンな服を身にまとい、本編を通して、「これでもか」のえげつない演技を見せてくれるものの、ふとしたときに出てしまう、あの「いい人オーラ」は隠しようがありません。対するは、男前だがいつもどこか間の抜けている表情のイーサン・ホーク。いかにも新米な雰囲気を醸し出しつつ、全力で振り回される演技(?)を見せ付けてくれる。話自体もテンポよく飽きのこない展開であるが、何よりキャスティングが素晴らしいなと思います。 TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.
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COLUMN/コラム2012.04.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年4月】招きネコ
大好きな「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督とリノ・バンチュラのコンビ作というだけでワクワクだったこの作品、その期待を裏切らない「映画愛」に満ちた快作です。1920年代、カリブ海の密輸船のイカツイ船長が映画館で銀幕の中の女優に惚れて、彼女の出演作を求めてカリブ海の島々の映画館をハシゴ(?)し、ついには本物の彼女と偶然出会い恋をするというなんとも可愛らしいおとぎ話。そして無骨だけどやさしい船長にリノ・バンチュラ、女優にブリジット・バルドーというおとぎ話に説得力を持たせてしまう最高のキャスティング。監督がサイレント喜劇、西部劇、ギャング映画、メロドラマなど、古き良きハリウッド映画に捧げるオマージュもこの映画の見どころのひとつです。映画ってホントにいいものですね。 © 1971 Gaumont - Parma Films - Mercurio Films - Rizzoli Films
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COLUMN/コラム2012.03.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年3月】銀輪次郎
不慮の事故によって天界へと召されたフットボール選手のジョー。だが彼の死は、天界の使者の手違いによるものだった。慌てた彼は、なんとか別の肉体を得てスーパーボール出場を目指すが…。1978年に製作された本作。当時はCGも発達していなかった為か、それとも予算の関係か、所々のシーンで映画を観る私たちの想像に頼るところが面白い。例えば、彼が乗り移っていく肉体。ジョーが違う人物の肉体に移り変わっても、ジョーの容姿は元の“ジョー”のまま。周りの人は、乗り移ったことが分からない(ということになっている)。私達の想像力を借用しながらも、最後は温かい気持ちになれる良作。調子はずれなサックスの音色も癖になります。 COPYRIGHT © 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2012.03.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年3月】招きネコ
映画ファンでもビリー・ワイルダー監督と言えば、「アパートの鍵貸します」とか「麗しのサブリナ」とか、ロマコメとかハッピーな作品の名手というイメージが強烈ですが、実はこの巨匠の人間に対するゾッとするほどシニカルな厳しい視点を感じさせられたのが、この「地獄の英雄」です。一流紙の新聞記者をクビになり地方新聞の記者をしている男が、落盤事故で生き埋めになった男の救出をわざと遅らせて大スクープに仕立て上げようとする野心と、それに踊らされ,むらがる野次馬たちやマスコミの愚かさを描きます。2010年8月に起きたチリの鉱山生き埋め救出事件の際に、アメリカではこの1951年の映画の再現という記事が出たほど、映画とは思えぬ切れ味鋭い描写に改めて感服です。主演のカーク・ダグラスは、自分のキャラクターがあまりに冷酷なので演じるのが不安になったらしい。恐るべし!ワイルダー監督!ただのいいおじさんではないことをみんなに知って欲しい。 COPYRIGHT © 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2012.03.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年3月】飯森盛良
ベトナムが仏領インドシナと呼ばれていた時代。貧しいフランス人少女と裕福な華僑の青年との、刹那的な愛の日々を描くロリータ映画の傑作。主演女優ジェーン・マーチの一瞬の“旬”を逃さずフィルムに記録した奇跡。蒸すような東南アジアの白昼、脂テカテカになりながら繰り広げられる、臭うようなセックスの生々しさ。そして、今や永遠に失われてしまった、若さと美しさ、ひとつの恋愛、懐かしきコロニアル様式への、狂おしいような追憶。以上が三位一体を成し、強い磁力を形成。当時高校生だったワタクシのハート(股間ではない)を直撃し、以来20年、ずっとマイベストな1本になっている。 ©Renn Productions,Burill Productions,Films A2 all rights reserved
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COLUMN/コラム2012.03.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年3月】山田
いかにもティム・バートン風なゴスかわいい世界観が何とも魅力的。いたいけな三姉弟妹の遺産を狙う悪漢にジム・キャリーが扮し、コミカルな怪演と久方ぶりのエキセントリックな演技を見せる愉快なダーク・メルヘン。長女ヴァイオレット役にはエミリー・ブラウニング。『エンジェル ウォーズ』の制服美女姿が記憶に新しい。イケメンボイス×イギリス英語の、ジュード・ロウのナレーションも素晴らしい。あと久々にエンドクレジット(の影絵)で感動いたしました。本編に勝るとも劣らないクオリティです。
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】招きネコ
映画監督としても人気のジョン・カサヴェテスとミア・ファーロー共演。マンハッタンの古びたアパートに引っ越してきた若妻の悪魔の子供を妊娠したかもという妄想めいた恐怖をロマン・ポランスキー監督がジワジワと描くオカルト映画の原点ともいえる作品。この作品の恐怖をひきたてるもうひとつの主役は、ジョン・レノンが暗殺された事件で有名になった有名人の住むダコタ・ハウス。1893年に建てられた重厚なこの由緒ある建物で作品は撮影され、外観だけでなく住人以外は見ることのできない内部のクラシカルな内装や間取りを“見学”できます。いかにも、何か出そう・・・。 COPYRIGHT © 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】飯森盛良
ワタクシの好きな男優(男の俳優の意)は、マイケル・マドセンとかトム・サイズモアあたり。イケメンだぁ?ケっ!なのである。ジョニデも正直どうでもいい。が、このオカルト映画でのジョニデは超絶カッコいいと認める。映画的にも70年代オカルト黄金時代の傑作群に劣らない風格の佳作だが、とにかく、ジョニデの存在感である。役どころは悪魔書を探し求める稀覯本ハンター。服装がいい。無造作にかけたショルダーバッグのストラップに引っ張られ、ズルっとしたコート。ヨレっとしたジャケット。シャツの第1ボタンは外し、ネクタイはヨレている。「知性で着崩す」といった感じだ。その格好でフランスの田舎のカフェで朝食後ラッキーストライクを呑む…ワタクシの完敗だ(何が)。服まねっコしてみた。貧相で小汚いオッサンになっただけでガッカリした。完敗である。あんたの勝ちだジョニデ! ©1999 RP Productions. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】銀輪次郎
長らく訪れていない故郷への旅は、誰しもがワクワクすること。ただ、思い出は思い出のまま楽しいものとしておくべきか、実際に訪れるかどうかは少し考えたほうが良いかもしれない。「バウンティフルへの旅」は、主人公の老女キャリーが故郷バウンティフルへ旅するロードムービー。慣れない都会生活と息子嫁とのケンカの毎日に辟易していたキャリーは、毎月の年金小切手が届く度に、故郷バウンティフルを訪れることを夢見ていた。そして思い切って行動に移すが・・・。主人公の老女キャリーを演じたジェラルディン・ペイジは、本作でアカデミー主演女優賞を受賞。過去7回のノミネートの末の快挙達成でしたが、惜しいことに受賞の翌年62歳でその生涯を終えました。彼女の演技にも注目です。 © 1985 BOUNTIFUL FILMS PARTNERS