検索結果
-
PROGRAM/放送作品
女は女である
アンナ・カリーナのコケティッシュな魅力満載で送る、ジャン=リュック・ゴダール監督流コメディ
ともすると難解と敬遠されがちなゴダール監督の単純明快なコメディ作。ベルリン国際映画祭銀熊賞、主演女優賞を受賞するなど世評も非常に高い作品。数々の名作を手掛けた、ミシェル・ルグランが音楽を担当した。
-
COLUMN/コラム2014.08.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年8月】にしこ
夏といえばホラー。このお題にぴったりの1本。2003年に韓国で公開された『Mirror 鏡の中』のリメイク作です。じわじわと人の心の負の部分を冒してくるようなアジアン・ホラーのエッセンスはそのままに、主人公が謎を解いていく過程のスリリングな描写はハリウッド的という、なんともお得感のある出来。「24」シリーズのキーファー・サザーランドが「鏡」の謎に迫ります。 夜警のベンが巡回する事になったのは、数年前の大火事で廃墟になっている古いデパートの跡地。ただならぬ雰囲気のこの焼跡の地下で、廃墟には似つかわしくない美しく大きな鏡を見つけます。美しさに魅入られるベン。しかししばし後、突如強烈な痛みと幻覚に襲われ…その事件以来、彼だけでなく、愛する家族にも奇怪な現象が起こり始め、危機を感じたベンは鏡があった建物の火事について調べ始めます。そしてその建物はデパートになる以前、病院があった事、そしてその病院で恐ろしい出来事があった事を突き止める…という様な、ホラー映画を恐ろしくたらしめるエッセンス「病院跡地の廃墟」「過去の陰惨な事件」そして「鏡」という「ド定番!」がちりばめられておりますが、予定調和になっていないのは、「謎解きのハラハラ感」でぐいぐい引っ張っていく(もっと言ってしまえば、アクション的な要素もあり)演出の妙ではないかと思います!これまた予定調和でないラストもびっくりな、コスパの良い1本!お見逃しなく!! © 2008 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
-
PROGRAM/放送作品
女と男のいる舗道
女優を夢見て娼婦へと転落していく女…ジャン=リュック・ゴダール監督のウィットが冴える悲劇の物語
ジャン=リュック・ゴダール監督が12章構成で綴る名作ドラマ。女優志望の女性の転落を、ゴダールの最初の妻でミューズでもあったアンナ・カリーナが無機質に体現する。ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞。
-
COLUMN/コラム2014.06.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年7月】キャロル
久しぶりにこの映画を観直して印象に残ったのは、ヒュー・グラントを振り舞わすマーカス役の男の子。ヒューを完全に喰ってるこの少年は一体何者?と調べたところ『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』『X-MEN: フューチャー&パスト』のミュータント、ビースト役のニコラス・ホルトでした。新進気鋭のオスカー女優ジェニファー・ローレンスを恋人に持つ彼の、今後の活躍にも注目ですね!ニコラスを一躍有名にした本作を是非チェックしてみてください! © 2002 Universal Studios. All Rights Reserved.
-
PROGRAM/放送作品
(吹)まぼろしの市街戦 【日曜洋画劇場版】
比類なきブラックユーモアを交えて戦争の狂気を描く!名匠フィリップ・ド・ブロカの傑作カルトコメディ
『リオの男』のフィリップ・ド・ブロカ監督が、住民が町から避難し自由となった精神病患者たちのお祭り騒ぎを活写。ブラックユーモア満点な反戦メッセージが1970年代のアメリカで支持され、カルト作となった。
-
COLUMN/コラム2014.06.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年7月】うず潮
「バットマン」シリーズなどを手掛けたジョエル・シューマカー監督の目にとまり、本作でハリウッドデビューを果たしたコリン・ファレル。物語の舞台は、1971年、ルイジアナ州ポーク基地。この基地でベトナム戦争に向け、訓練に励む若きアメリカ兵士たち。彼らは戦地ベトナムさながらの最終訓練が行われる「タイガーランド」に送られていく。ひとり反戦を叫ぶ新兵が厳しい訓練を乗り越え、リーダーへと成長していく姿を演じたコリン・ファレルは必見です! © 2000 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
-
PROGRAM/放送作品
ウイークエンド
[PG12相当]ブルジョア夫婦が週末のドライブに出かける。幻想と革命と悪夢が溶け合う一大絵巻。
週末に田舎へ旅に出た夫婦が無秩序な狂気の世界へ巻き込まれていく姿を、ジャン=リュック・ゴダール監督が不条理なストーリー展開で描き出す。既存の映像表現に挑戦する自由な演出とショッキングな結末は必見。
-
COLUMN/コラム2014.05.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年6月】駒騒 貫八
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」へのオマージュとして知られ、ホラーとコメディとラブストーリーのミックスを試みた映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」。ゾンビ映画好きならご存知の方も多いでしょう。今回紹介させていただくのは、その監督である”映画オタク”エドガー・ライトの2010年の作品。物語の舞台はまだ雪が残るトロント。どこか冴えないバンドのベースを務めるスコット・ピルグリムはゲイの同居人や年下の彼女らと共に、バンド同様冴えない生活を送っていた。しかし、ある日パーティーで出会った(その前に夢の中で会っている)ラモーナに一目惚れをしてから、彼の生活は良くも悪くも激変していく…主演はマイケル・セラ。カナダの若手俳優で、出演作「JUNO/ジュノ」はまだ記憶に新しい。そして彼の同居人役のキーラン・カルキン。カルキンと聞いてあのいたずらっ子を思い浮かべる人も多いと思いますが、その通りマコーレー・カルキンの弟でございます。彼ら二人の台詞の掛け合いも見所の一つ。他にも「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンス、アカデミー賞助演女優賞にノミネート経験のあるアナ・ケンドリック、ウェス・アンダーソン作品常連メンバーのジェイソン・シュワルツマンといったそうそうたる面々が名をつらね、日本ではお馴染みの斉藤慶太・祥太も邪悪な元カレ軍団の一員として出演している。冒頭からエドガー節が炸裂します。デジタル化したユニバーサルのロゴ、RPGを思わせるナレーション、軽快なSE(サウンド・エフェクト)によって観客たちをゲームの世界に誘う。どこかで聞いたことのあるゲーム音楽(ゼルダの伝説)、ゲームのステージを連想させる展開、ストリートファイターや鉄拳を彷彿とさせるファイトシーン、ライフゲージ等の演出は観る者にあたかも自らが仮想現実の世界にいるような錯覚をも起こさせる。またこの映画には他にも様々な要素が詰まっています。バックに笑い声が入るホームドラマのようなシーンがあったり、ボリウッドを思わせるダンスシーンがあったり、原作が漫画なこともあり擬音文字が宙を舞ったり。それでいてリアルなところはリアル。過度な演出とリアル、そのギャップがまた僕らを夢中にさせます。前述したように、主人公はバンドマン。そのせいもあってかこの映画は音楽が非常に豪華。レディオヘッドのプロデューサーとしても名高いナイジェル・ゴドリッチを音楽監督に迎え、ブロークン・ソーシャル・シーン、ローリング・ストーンズ、T・レックスらが楽曲を提供、主人公のバンド「Sex Bob-omb」が演奏する曲はベックが作詞作曲している。是非音楽にも”注耳”したい。やりすぎ感がたまらない。いかにもエドガー・ライトな作品ではないでしょうか。この作品、1回観ただけでは味わいきれない面白さがあります。何度も観てほしいです。毎回新しい気付きがあるでしょう。マイケルの可愛いTシャツには注目です。 ©2010 Universal Studios. All Rights Reserved
-
PROGRAM/放送作品
ダーリング
若さと美貌で成功の階段を駆け上がる…ジュリー・クリスティがアカデミー主演女優賞に輝いた愛と破滅の物語
己の欲望に正直で、いくら成功しても心は満たされない。そんな即物的で刹那的なヒロインをジュリー・クリスティが鮮烈に演じ、アカデミー主演女優賞に輝いた。他にも同脚本賞、衣装デザイン賞(白黒)を受賞。
-
COLUMN/コラム2014.05.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年6月】うず潮
エディ・マーフィが、エディ・マーフィー型宇宙船と体長数cmの宇宙人の2役に挑戦。エディ・マーフィー扮する宇宙人は、危機に瀕した自分の星を救うのに必要な塩を得るため、地球の海水の略奪を狙っていた!そのためには、まず地球人に紛れ込むことから!エディ・マーフィにそっくりな宇宙船でニューヨークの街へ!しかし、おのぼりさん状態の彼らに、車にはねられるという試練が!その車を運転していた親子に介抱され、人間たちの文化に触れた宇宙人がとった行動とは…。エディお得意のパフォーマンス満載の異色SFコメディ!ザ・シネマでは【これで見納め!STAR WARS】と題して、6月もスター・ウォーズを一挙放送! ©2008 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.