今や、「アイアンマン」と「シャーロック・ホームズ」という人気シリーズで“闘う男”のイメージを作り上げ、映画興行を支える男、ロバート・ダウニーJR。「ワン・モア・タイム」は、1989年、彼が24歳の時、まだ青春アイドルだった時代の作品です。当時の彼は、その垂れ目がちなつぶらな瞳と,少年ぽい初々しさが当時の他のギラギラしたアイドルとはちょっと違って、青春ストーリーやラブロマンスで輝いていました。(と私は思います。)そんな彼の魅力が最大限に生かされたラブストーリーの隠れた名作です。夫を思い続ける妻の前に、娘の恋人として死んだ夫の生まれ変わりが現れるという、ラブ・ファンタジーですが、ダウニーJRがこの生まれ変わりの青年役で本当にステキ。今の彼の魅力とは違うアイドルの魅力をぜひ見てみてください。ロマンティック・コメデイが好きな方にもぜひオススメです。なお、彼は、この後、麻薬に手を出すとか、収監されるとか低迷期がありましたが、何とか立ち直りいい感じで年を重ねてスターになり、若い頃から応援してきた私としては満足です。

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