ザ・シネマ うず潮
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COLUMN/コラム2016.07.02
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年8月】うず潮
『地獄の黙示録』で脚本に参加したジョン・ミリアスが監督・脚本を手がけた、70年代のサーフィン映画の名作。カリフォルニアの海で伝説の波「ビッグ・ウェンズデー」を待ち焦がれる若者たちの人生を軸に、ベトナム戦争への出兵に悩む若者たちの描写は秀逸。主演はジャン=マイケル・ヴィンセント。本作の出演をきっかけに人気俳優の仲間入りし、TVシリーズ「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」(懐かしい~)の主人公ヘリパイロット・ホーク役で日本でもスターに。 脇を固めるのは、『沈黙の戦艦』(裏切った副官役)でウザイ悪役がハマるゲイリー・ビューシイとTVシリーズ「アメリカン・ヒーロー」で主人公を演じたウィリアム・カット。フレッシュ感満載で3人ともマジに若い!特にゲイリー・ビューシイは、本作でもヤンチャな若者役でウザ臭がほんのり出ていて、芸風の蕾感が垣間見れます(笑)。 一番の見どころはなんといっても大迫力の波乗りシーン。伝説のプロサーファー、ジェリー・ロペス(本人役で出演!セリフをしゃべってほしかった…)の若い頃のキレキレのライディングを始め、ロングボードでのチューブ・ライディング(波のトンネルを潜る技)などサーフィンの華麗な技を堪能できます。さらに凄腕撮影スタッフによるオンライドでの水上映像美は、まるで本当に波乗りしてるような錯覚に!また、今ではなかなか見れないレトロなフォルムのアメ車や劇中に流れる「ロコモーション」などのヒットナンバー、サーファーファッションも見どころのひとつ。劇中に出てくるBEARロゴついた白Tシャツは、「あっ」と思う人も多いはず。 また、ザ・シネマでは、「特集:素晴らしき夏映画」と題して、本作に加え『旅するジーンズと16歳の夏』『旅するジーンズと19歳の旅立ち』『イルカと少年』など夏が舞台となった映画8作品を特集放送!ザ・シネマで夏に夏映画をご堪能ください! TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.
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COLUMN/コラム2016.06.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年7月】うず潮
『クリムゾン・リバー』の原作者ジャン=クリストフ・グランジェが自身の小説「狼の帝国」を、自ら脚色したクライム・アクション。前作でも出演したジャン・レノが若い刑事とタッグを組むいぶし銀の刑事を好演!連続猟奇殺人と記憶喪失の女、トルコ過激派組織がフランスとトルコを舞台に複雑かつ緻密に絡み合う…謎が謎を呼び、誰が敵か味方か…思わず見入ってしまう、ドハマり確実の1本! 金髪にアロハで登場するジャン・レノを見たときは、インチキ臭さに思わず、「こんなおじさん、ヤバイだろ!」と吹き出しそうになりましたが、ストーリーが進むにつれカッコよく見えてくるのです!彼の男臭とアクションシーンの所作など、ジャン・レノファンならずとも彼の魅力が楽しめる作品です。 また、ザ・シネマでは、「特集:フレンチ・サスペンス」と題して、本作に加えジャン=クリストフ・グランジェ原作の『クリムゾン・プロジェクト』(主演:ジェラール・ドパルデュー)『クリムゾン・リバー』(主演:ジャン・レノ)を特集放送!ハリウッド作品と一味違うフレンチ・サスペンスを是非ご堪能ください! © 2005 GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION (France) / KAIROS (Italie)
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COLUMN/コラム2016.05.14
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】うず潮
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のスタッフと名匠バリー・レヴィンソン監督がタッグを組み、、POVショットやフッテージの生々しい映像を駆使したフェイクドキュメンタリー形式のパニック・ホラー。米国メリーランド州チェサピーク湾で実際に起きた汚染問題を題材に、同州出身のバリー・レヴィンソン監督がこの映画を通して環境破壊への警告を鳴らしています。 舞台はメリーランド州チェサピーク湾の町クラリッジ。海の汚染状態を調査していた2人の海洋学者の調査動画と、独立記念日の祝祭の賑わいをレポートする女子大生を軸に展開していきます。平和な街のシンボルを通して、ヒタヒタと人体を浸食していく寄生虫…気が付いた時には体も精神も崩壊…誰にも止められない感染連鎖。吸い込まれるようなリアル感と目をそむけたくなるような映像、そして下される非常な決断。正直、リアル感が半端ないです(ホントに、まーーーーー怖い!)。 この映画を見た後は、もし自分がその場にいたらと思わず考えてしまうほど。日常が激変するパンデミックを疑似体験できる貴重な作品です。ちなみに昆虫が苦手な方はご注意を。 ©2012 ALLIANCE FILMS (UK) LIMITED
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】うず潮
大人気アクションスター、ジェイソン・ステイサムがPTSDに苦しむ脱走兵を寡黙に熱演しております。ジェイソン・ステイサムの安定感は素晴らしい。ワイルド・スピード SKY MISSIONで見せた無敵の悪役もいいですが、影のある寡黙な役柄もまた味わいがあります。 場所はロンドンの裏街、小さな段ボールハウスに心身共に落ちた状態で少女と身を寄せ合うホームレスのステイサム。そんな中、二人は街のチンピラたちに襲われチリジリに。偶然ステイサムが忍び込んだ高級マンションは、家主が当分帰ってこない部屋(Wow!)。さらにまさかのキャッシュカード更新レターを見つけて、キャッシュカードをゲット(日本なら郵便書留で本人確認なのに…)!スタイサムは汚れた身をきれいにし、その部屋で暮らし始めます。 やがて中国マフィアの用心棒の職を得たスタイサムは、高級スーツに身を包みバリバリと稼ぎまくります。さすが元ファッションモデルだけあって、スーツ姿は男が見てもマジかっこいいです(こんな着こなしをしてみたい…)。そんな折、いい仲になった修道女から、ホームレス時代に身を寄せていた少女が殺され、川に捨てられていたことを知らされます。ステイサムは中国マフィアと取引し、犯人の情報を得るかわりに、汚い仕事に手を染めていきます。 そんな中、今後もう会えないだろう娘のために、修道女に写真をとってもらうシーンがあるのですが、ちょっとほっこりクスッとするシーンです。ロンドンのオシャレなカフェで、いけてるリーマン風とか、いい人風とかポーズをとって写真に納まるステイサム。ちょっと違った一面が見れますので、是非ご注目を! (C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
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COLUMN/コラム2016.04.07
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年4月】うず潮
ロバート・ロドリゲス監督の『エル・マリアッチ』『デスペラード』に続くマリアッチ三部作完結編!『デスペラード』に続き主演は アントニオ・バンデラスが務め(第1作『エル・マリアッチ』の主演はカルロス・ガラルドー。本作では製作を担当)、バンデラスを操ろうとする悪徳CIA捜査官にジョニー・デップ、敵役のボスにウィレム・デフォー、その用心棒にミッキー・ローク、さらに ダニー・トレホと個性派俳優が大集結!面々ともに劇中で持ち味出しまくりです! あらすじは、→バンデラス、恋人を殺され引きこもりに…→デップ、麻薬王のデフォーが計画するクーデターを指揮する将軍の殺害をバンデラスに依頼→この将軍、バンデラスの恋人を殺した張本人!バンデラス、復讐に燃え仲間を集める→デップ、デフォーが将軍に支払う大金を横取りしようと画策するが… ロバート・ロドリゲス監督のアクション演出センスが光るガンファイトも、もちろん必見ですが、ジョニー・デップが劇中に着ているナイスなTシャツにもご注目。マジ笑えます!是非ご覧頂きたい1本です! © 2003 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.02.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年3月】
28歳にして監督デビューを果たしたソフィア・コッポラの衝撃のデビュー作!父上はもちろんご存じのフランシス・フォード・コッポラ。本作でも製作に関わってます。主人公の姉妹5人が全員美人という奇跡から始まりますが、特に自由奔放な四女ラックス役のキルステン・ダンストは、17歳で色っぽすぎるだろ!と叫びたくなります。のちに彼女は、ソフィアの監督3作目『マリー・アントワネット(2006)』で主演を務め、ガーリーでキュートなマリー・アントワネットを好演!(もちろんこちらもザ・シネマで3月に放送します!)。 物語ですが、5人姉妹が全員自殺を図るというショッキングな事実から始まります。姉妹たちの繊細で瑞々しい世界をソフィアの独特のタッチで描き、自由への憧れ、異性への意識…大人になりきれない10代の揺れ動く心を美しく映し出していきます。これを見れば、みなさんもきっと青春時代のあの純粋な気持ちを思い出せるはず! ザ・シネマでは、ザ・シネマ10周年にちなんだ特集企画として、ソフィア・コッポラを大特集!【ソフィア・コッポラ全部やります!】と題して、デビュー作から最新作まで全5作品を放送! ©1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures, All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2016.01.15
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年2月】うず潮
西部開拓から近代へと変革する激動の30年を、ある牧場の家族を通して描いた、アカデミー賞監督賞受賞作!『エデンの東』『理由なき反抗』でスターへと駆け上がり、24歳の若さで亡くなったジェームズ・ディーンの遺作となった本作。主演のエリザベス・テイラーへの叶わぬ思いに悩み続け、牧場の使用人から石油発掘で成り上がる男を青年から初老まで変幻自在に演じる、ジェームズ・ディーンは必見です! 保守的な牧場主役をロック・ハドソンが演じ、時代のうねりから家族を守るため、自分の信念を曲げて決断していく姿と、それを叱咤激励する妻役のエリザベス・テイラーとの夫婦愛はどこか感動的です。ご夫婦一緒に見て頂きたい1本です!エリザベス・テイラーの美貌とジェームズ・ディーンのカッコ良さもご堪能ください! アカデミー賞月間である2月に、ザ・シネマでは『アカデミー賞大特集 3DAYS』と題して、作品賞、監督賞、主演・助演女優賞、主演・助演男優賞を受賞した、計14作品を特集放送!放送日は2/27(土)~29(月)の3日間です!こちらも是非! © Warner Bros. Entertainment Inc., George Stevens, Jr. & Jess S. Morgan
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COLUMN/コラム2015.12.15
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年1月】うず潮
『007 スペクター』でボンドガールに抜擢された旬の女優レア・セドゥがマリー・アントワネットを慕うヒロイン役に!マリー・アントワネット役を『ナショナル・トレジャー』でブレイクしたダイアン・クルーガーが演じ、フランス革命前夜の様子を王妃に仕える朗読役のヒロインを通して描いた歴史愛憎劇。豪華絢爛な衣装はもちろん、一般非公開の部屋で撮影されたベルサイユ宮殿のシーンも必見! 王妃を想い慕う健気な朗読役のヒロインを演じた、レア・セドゥのどこか悲しげな瞳が印象的。死の影が迫った女たちの愛憎がうごめく中、王妃は自分を慕う彼女の気持ちを利用してある指令を下します。思わず「断れよ!」と突っ込みたくなりますが、王妃の気持ちを受け入れて、覚悟決めたレア・セドゥの凛とした姿は儚い美しさを感じずにはいられません… 死の恐怖に怯えながらもどこか優雅に振る舞う王族たち、そんな主人を見捨て始める給仕たち…本作は歴史の裏側を垣間見たような気分になれる1本。男女問わず、お楽しみ頂けます!また、フランス屈指の女優が競う「トリコロール」3部作も1月に放送。こちらもぜひ! ©2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
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COLUMN/コラム2015.11.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】うず潮
『ギャング・オブ・ニューヨーク』でコンビを組んだマーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオが再びタッグ!実在した大富豪ハワード・ヒューズの波乱の半生を、スケール満点で描いた伝記大作。 主演のハワード・ヒューズ役のディカプリオは憑依ぶりを発揮し、その存在感はさすがの一言。そして、ヒューズの恋人オスカー女優キャサリン・ヘプバーン役にはケイト・ブランシェット。若きヘプバーンを豪快でどこか可愛らしい彼女を見事に演じきり、アカデミー賞助演女優賞を見事獲得。さらに本作は1920~30年代の車や航空機、ファッションなどその時代を感じられ、ヒューズが製作した映画『地獄の天使』に登場する戦闘機バトルを再現したシーンは迫力満点。 ヒューズは映画の他に航空事業にも乗り出すのですが、軍事用に開発した巨大輸送機の飛行シーンは男子なら、是非見てほしいシーン。ロマンを感じます!この映画を見たあとは、ハワード・ヒューズについてもっと知りたくなりますよー。是非見たあとにググってみてくだい! ザ・シネマでは、こんな飛行機野郎たちが登場する映画を【男たちの大航空時代】と題して特集放送!本作のほか『レッド・バロン』『トラ・トラ・トラ・』を放送します!こちらもお楽しみに! ©2004 IMF. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2015.10.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】うず潮
ジャン=リュック・ゴダールなど巨匠たちが監督した6話形式のちょいエロ・オムニバス。原始・中世・近代・未来の時代ごとに生きる娼婦たちの姿を、コミカルに描いたクスッと笑える1本。ジャンヌ・モローやラクエル・ウェルチなど豪華女優陣のキュートな演技にも引き込まれ、時代時代合わせて登場するオシャレな衣装や小物も見どころです!男女問わず、ぜひ見てほしい作品です。 オープニングを飾る第1話は、原始時代を舞台にブロンドのミシェール・メルシェがラムちゃんばりの衣装で男を誘惑。第2話は、ローマ時代。エルザ・マルティネリがセクシーで豪華なドレスで夫の皇帝シーザーを健気に誘惑。第3話は、フランス中世時代。ジャンヌ・モローが強気な娼婦役に。セクシーなドレスに加え、男女の騙し合いも見どころ。第4話は、産業革命時代。ラクエル・ウェルチがグラマラスな体と恋の駆け引きで玉の輿を狙う娼婦役で男を虜に。第5話は、1960年代。ナディア・グレイが車で流す娼婦役に。60年代のファッションや当時の車のデザインがキュート!第6話は、監督・脚本にジャン=リュック・ゴダール。当時妻だったアンナ・カリーナを起用し、近未来の不思議な愛のカタチを描く。 ザ・シネマでは、世界のアートフィルムやカルト・ムービーを紹介するレギュラー枠【シネマ・ソムリエ】で本作を放送中! © 1967 Gaumont (France, Rizzoli Film (Italie), Riato Film Preben Philipsen GmbH (Allemagne)