愛に飢えた少年が刑事を人質に取って姉捜しの旅に──『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督の隠れた名作「ピストルと少年」

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愛に飢えた少年が刑事を人質に取って姉捜しの旅に──『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督の隠れた名作「ピストルと少年」

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  1. ピストルと少年(ジャック・ドワイヨン フランス 1990年)

ピストルと少年(ジャック・ドワイヨン フランス 1990年)

離婚して酒浸りの母と暮らす非行少年マルクの家に、ある日1本の電話が掛かってくる。その電話は、死んだと聞かされていた姉からのものだった。姉に会いたくなったマルクは、母の再婚相手が隠し持っていたピストルを持ち出し、薬局を襲って旅の資金を得る。その直後、顔見知りの刑事ジェラールに声を掛けられ悪巧みを疑われるが、とっさにピストルを刑事に向ける。マルクはそのまま刑事を脅して車を運転させ、姉の住む町へ向かう。
少年が警官を30分間人質に取った事件から発想を得たジャック・ドワイヨン監督が自ら脚本を執筆。愛に飢えた少年とその姉と刑事による心の触れ合いを瑞々しく描き、ベルリン国際映画祭の国際評論家連盟賞を受賞。

■出演
リシャール・アンコニナ、クロチルド・クロ、ジェラール・トマサンほか

© 1990 STUDIOCANAL

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