地上と地下──2つの世界でユーゴスラビアの激動の歴史を描き出すブラックユーモア・ファンタジー「アンダーグラウンド」

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地上と地下──2つの世界でユーゴスラビアの激動の歴史を描き出すブラックユーモア・ファンタジー「アンダーグラウンド」

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  1. アンダーグラウンド(エミール・クストリッツァ フランス/ドイツ/ハンガリー 1995年)

アンダーグラウンド(エミール・クストリッツァ フランス/ドイツ/ハンガリー 1995年)

1941年、ユーゴスラビア王国の首都ベオグラードがナチスドイツの侵攻を受け、共産党員マルコは友人のクロら党員たちを祖父の屋敷の地下に避難させる。やがて終戦を迎えてベオグラードはドイツ軍の占領から解放されるが、マルコは地下で暮らす住民たちに戦争がまだ続いていると信じ込ませ、抵抗運動の武器を密造させ売りさばいていた。そんなある日、地下にあいた大きな穴からクロが外へ飛び出し、現実を目の当たりにする。
第二次世界大戦期から国家が解体されるまでのユーゴスラビアの歴史を、たくましく生きる庶民の姿を通じて寓話タッチで描き出す。戦争への痛烈なブラックユーモアが絶妙。カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。

■出演
ミキ・マノイロヴィッチ、ミリャナ・ヤコヴィッチ、ラザル・リストフスキー、スラヴコ・スティマチほか

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