リバー・オブ・グラス(ケリー・ライカート アメリカ 1994年)
マイアミ郊外。先住民が“草の川”と呼ぶ湿地で暮らす30歳の主婦コージーは、退屈で刺激のない日々を過ごしていた。「私ほど孤独な人間はいない」と考えていた彼女は、ある日自分と同じぐらい現実に失望している無職の男性リーと酒場で知り合う。リーとコージーは友人が拾った拳銃を暴発させてしまい、車で逃避行に出てモーテルを転々とする。実はその銃は、コージーの父である刑事ライダーが紛失したものだった──
現代アメリカ映画の最重要作家と評されるインディーズ映画の至宝ケリー・ライカートの長編第1作。鬱々とした現実に絶望した主婦と男の逃避行をゲリラ撮影で描き、破壊的でありながらどこか温かいムードを漂わせる。
■出演
リサ・ボウマン、ラリー・フェセンデン、マイケル・ブシェミほか
■出演
リサ・ボウマン、ラリー・フェセンデン、マイケル・ブシェミほか