巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ全6作品配信!

配信作品・解説 STAFF: YK
巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ全6作品配信!
選択肢が超少ないサブスク!?「ザ・シネマメンバーズ」では、巨匠エリック・ロメール9作品を配信!

目次[非表示]

  1. 飛行士の妻(エリック・ロメール 1980年)
  2. 美しき結婚(エリック・ロメール 1981年)
  3. 海辺のポーリーヌ(エリック・ロメール 1983年)
  4. 満月の夜(エリック・ロメール 1984年)
  5. 緑の光線(エリック・ロメール 1985年)
  6. 友だちの恋人(エリック・ロメール 1987年 )

飛行士の妻(エリック・ロメール 1980年)

「飛行士の妻/LA FEMME DE L'AVIATEUR」

愛し方が不器用な男女の思いが交錯する──巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第1作

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の1作目。束縛を嫌い自由に愛するフランス流の恋模様が、日常的なパリの街並みを背景とするオールロケ&生音収録によって綴られる。

■あらすじ
法学部の学生フランソワは、秘書として働く年上の恋人アンヌと交際中。そんなある日、航空会社パイロットのクリスチャンが以前不倫関係にあったアンヌを訪ね、妻とヨリを戻したので関係を完全に終わらせようと申し出る。話を終えた2人が部屋から出ていくところをフランソワが偶然目撃し、2人の仲を疑う。動揺したフランソワがパリの街をさすらっていたところ、クリスチャンが別の女性といる姿を目撃し、衝動的に尾行する。

■出演
フィリップ・マルロー、マリー・リヴィエール、アンヌ・ロール・ムーリー、マチュー・カリエールほか

美しき結婚(エリック・ロメール 1981年)

「美しき結婚/LE BEAU MARIAGE」

若き女性の強引な結婚相手探しは叶うのか?巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第2作

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の2作目。自分勝手な理想で結婚相手を探すヒロインの猪突猛進ぶりを、ロメール映画の常連女優ベアトリス・ロマンがまっすぐに演じる。

■あらすじ
妻子ある画家と不倫していた美学生サビーヌ。そんな将来のない関係に嫌気が差した彼女は、ある日突然「結婚しよう」と思い立ち画家と別れることに。好きな仕事を続けながら医者の夫と暮らす親友クラリスを理想とするサビーヌは、そのクラリスから35歳の弁護士エドモンを紹介される。知り合うなりエドモンを結婚相手と決めつけたクラリスは、自信満々かつ積極的にアプローチを仕掛けるが、多忙なエドモンとすれ違い続ける。

■出演
ベアトリス・ロマン、アンドレ・デュソリエ、アリエル・ドンバール、フェオドール・アトキンほか

海辺のポーリーヌ(エリック・ロメール 1983年)

「海辺のポーリーヌ/PAULINE A LA PLAGE」

避暑地を訪れた15歳の少女のひと夏の体験──巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第3作

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の3作目。海の避暑地を舞台にした軽薄な恋を、色彩と光の映像美で印象的に映す。ベルリン国際映画祭の監督賞と国際評論家連盟賞を受賞。

■あらすじ
まだ恋を知らない15歳の少女ポーリーヌは、いとこのマリオンとノルマンディーの避暑地で無計画なバカンスを楽しむことに。海に近い丘の上に建つ空き家を借りた2人は、マリオンの元恋人でいまだ彼女に未練があるピエールと、その知人であるプレイボーイのアンリと出会う。マリオンはたちまちアンリに惹かれるが、アンリはキャンディ売りの娘ルイゼットを部屋に誘う。一方ポーリーヌもサーファーのシルヴァンと急接近する。

■出演
アマンダ・ラングレ、アリエル・ドンバール、パスカル・グレゴリー、フェオドール・アトキンほか

満月の夜(エリック・ロメール 1984年)

「満月の夜/LES NUIT DE LA PLEINE LUNE」

自由な恋を謳歌する女性にとっての幸せとは?巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第4作

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の4作目。恋多き女性を個性的に演じて室内装飾も担当したパスカル・オジェが、遺作となった本作でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞。

■あらすじ
インテリア・デザイナーの美女ルイーズは、仕事一筋の男性レミとパリ郊外で同棲中。パーティー好きなルイーズと生真面目なレミは相容れない性格だが、縛られることを嫌うルイーズの自由気ままに対してレミは寛容に接しようとする。そんなある日、美しいゆえ常に誰かと交際し続けてきたルイーズは、孤独になりたくて新たに一人部屋を借りることに。ルイーズは妻帯者の親友オクターブと遊び歩き、やがて彼から関係を求められる。

■出演
パスカル・オジェ、チェッキー・カリョ、ファブリス・ルキーニ、クリスチャン・ヴァディムほか

緑の光線(エリック・ロメール 1985年)

「緑の光線/LE RAYON VERT」

バカンスで孤独をかみしめる女性が見た輝き──巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第5作

エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第5作。16mmカメラで即興的に撮影し、女性のナイーブな胸中や、夕日に照らされる美しいラストを写し取る。ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞と国際評論家賞を受賞。

■あらすじ
パリで秘書として働くデルフィーヌは友人とバカンス旅行の予定を立てていたが、目前になって友人にキャンセルされて落ち込む。バカンス中もパリにいるのが嫌なデルフィーヌは、友人であるフランソワーズの誘いでシェルブールへ旅立つが、環境になじめず早々にパリへと戻る。そして今度は元恋人が働いている山に出かけるが、一人でいる時間の孤独感に耐えられず再びパリへ戻る。そして3度目の旅先としてピアリッツの海を選ぶ。

■出演
マリー・リヴィエール、リサ・エレディア、ヴァンサン・ゴーティエ、ベアトリス・ロマンほか

友だちの恋人(エリック・ロメール 1987年 )

「友達の恋人/L'AMI DE MON AMIE」

2組の男女の揺れ動く恋模様が機微豊かに映る──巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ最終作

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の最終作。同シリーズでは一人の女性に焦点を絞ってきたが、本作では二人の女性を軸とした四角関係を描き、大人の恋愛の機微を多面的に映し出す。

■あらすじ
パリ近郊の新都市セルジー・ポントワーズで市役所に勤めるブランシュは、最後の夏休みを迎えた学生レアと出会い意気投合する。恋人ファビアンの好きな水泳が苦手というレアのため、ブランシュは水泳の手ほどきをすることに。そして2人がプールにいたところへ、ファビアンの友人アレクサンドルが現れる。ブランシュはたちまちアレクサンドルに恋してしまうが、好きな相手に対して臆病になってしまう性格のため打ち解けられない。

■出演
エマニュエル・ショーレ、ソフィー・ルノワール、エリック・ヴィラール、フランソワ・エリック・ジェンドロンほか
「飛行士の妻」©1981 LES FILMS DU LOSANGE.「美しき結婚」©1982 LES FILMS DU LOSANGE-LA C.E.R.「海辺のポーリーヌ」©1983 LES FILMS DU LOSANGE-LA C.E.R.「満月の夜」©1984 LES FILMS DU LOSANGE-LA C.E.R.「緑の光線」©1985 LES FILMS DU LOSANGE-LA C.E.R.「友だちの恋人」©1986 LES FILMS DU LOSANGE-LA C.E.R.

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