対照的な女性との一夜で揺れ動く男の心。会話劇が秀逸なエリック・ロメール「六つの教訓話」第4作「モード家の一夜」

配信作品・解説 STAFF: YK
対照的な女性との一夜で揺れ動く男の心。会話劇が秀逸なエリック・ロメール「六つの教訓話」第4作「モード家の一夜」

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  1. モード家の一夜(エリック・ロメール フランス 1968年)

モード家の一夜(エリック・ロメール フランス 1968年)

フランスの地方都市クレルモンフェラン。敬虔なカトリック教徒である技師の“私”は、教会のミサに来ていた美女フランソワーズに一目惚れし、彼女が自分の妻になると確信する。そんなある日、哲学教授の友人ビダルと再会した“私”は、彼の友人で離婚歴のある女医モードの家を訪れる。3人は食事をとりながら哲学や結婚についての会話で盛り上がる。やがてビダルが帰宅する時間となり、“私”はモードの家に泊まることになる──
エリック・ロメール監督の連作「六つの教訓話」第3作。信心深い堅物の男と無神論者の女が過ごす奇妙な一夜を、巧みな会話劇で織りなす。盟友ネストール・アルメンドロスがモノクロで映し出す雪景色が幻想的。

■出演
ジャン=ルイ・トランティニャン、フランソワーズ・ファビアン、マリー=クリスティーヌ・バロー、アントワーヌ・ヴィテーズほか
ザ・シネマメンバーズにて2022/2/8より配信開始

「モード家の一夜」(C) Eric Rohmer/LES FILMS DU LOSANGE (C) 1968 Les Films du Losange

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