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COLUMN/コラム2013.01.26
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年2月】飯森盛良
ゴス女子グループが黒魔術に手を染め、そのうち仲間割れして魔法バトルへ、というだけのわかりやすい娯楽作なんですが、キャストですよキャスト!これが光ってると作品全体も光りだすから、映画って本っ当にいいものですね。今でも『メンタリスト』で活躍中のロビン・タニー(左端)。本作以降90年代を代表するアイドル女優に出世してくネーブ・キャンベル(右端)。可愛い!そして何と言ってもグループのリーダー格で暗黒面に堕ちていくフェアルザ・バルク嬢!!(左から2人目) 一世一代のハマリ役で、格好良すぎ+どんピシャにオレの趣味すぎるよこの人!猛獣づらゴスロリ萌え悪魔憑き女子高生って、他にこんな人います!? 今見るとミッド90’sファッションも懐かしオシャレで、目に楽しい。 Copyright © 1996 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2013.01.26
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年2月】山田
独特の近未来ワールドの創造手として知られるアンドリュー・ニコルの監督デビュー作。 CG山盛りド派手な映像を使うことはなく、半世紀以上前のフランク・ロイド・ライト設計マリン郡市民センター(『THX 1138』の一部もここで撮影)から、インテリアや車、ファッションまで上手く操り、スマートに近未来を描いている。人間の傲慢さや、行き過ぎた科学への警鐘など、メッセージとしてはありがちでも、巧みな設定と、速すぎず遅すぎずの絶妙なスピード感、巨匠マイケル・ナイマンの涙を誘う旋律と、これ以外ないだろうと思われる最高の配役。そして近未来なのに、SFっぽくない。食わず嫌いの方にこそ、おすすめしたい珠玉の一本! Copyright © 1997 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.12.22
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】山田
他人とのしがらみを避けるリストラ宣告人に人生の転機が訪れる…。現代人の人間関係を温かくシニカルに問う哀歓ドラマ。名匠アイヴァン・ライトマンの息子ジェイソンが父譲りのユーモア・センスを遺憾なく発揮する本作において、主演のジョージ・クルーニーはまさにはまり役!スーツ姿はバチっとキマり、世界の航空会社のキャビンクルー御用達ブランドtravelpro社製スーツケースを颯爽と転がす姿は、超絶ナイスミドル。企業の人件費削減の流れに伴うリストラの増加や、最近のネット社会からポイントカード依存症まで。複雑な現代社会を生き抜く皆様にとっておきの、“主人公がこれまでの生き方を見つめ直す系ムービー”! Copyright © 2012 DW STUDIOS L.L.C. and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.12.22
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】銀輪次郎
グレン・クローズ、ジェフ・ブリッジス共演のサスペンス。日本で言う“火サス”的な展開。犯人はおそらくあの人だろうと思わせながらも、なかなかその手がかりを掴ませない。正にアメリカ発の“サスペンス劇場”と言える本作。物語は優雅な音楽のオープニングから一転、資産家の娘が殺さるシーンから始まります。サスペンス劇場によくある序盤の展開がなんだか嬉しいですね。怪しまれるのがその夫ジャック。いかにも怪しいこの夫。ですが、堂々と無実を主張。そしてよりによって、弁護を依頼した敏腕女性弁護士テディと恋仲になってイチャイチャし始めるではありませんか。そしてこのテディの御蔭で、晴れて自由の身となるわけですが、訪れるは驚愕のラストシーン。というよりもおそらく皆さん、こういう展開を想像(いや期待)してしまう訳ですが、思った通りの展開になります。既に結構なネタバレなご紹介で大変恐縮ですが、この先は是非皆様の目でお確かめ下さい。しかし、まぁやっぱりそうだよねという展開でお楽しみ頂けることと思います。「ダメージ」ファンの皆様も是非! Copyright © 1985 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.12.22
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】飯森盛良
蝶になった夢を見た人の疑問。「もしかしたら自分は蝶で、人間になった夢を見ているのではないか?」…いわゆる「胡蝶の夢」というこの哲学的テーマを、数々の傑作SFが取り上げてきました。本作まさにそれ。結局、夢オチなのか現実だったのか曖昧に終わりますが、実はよく見ると劇中に答えが隠されてます。たとえば本編開始15分後頃、リコール社で施術を受けるシーン。ほらほら、モニターに何が映ってます? シュワは何のコース選びました?シュワの女の趣味は?さらに、映画はどう終わりましたっけ?ハッピーエンドのキスシーンから白くフェード・アウトしていきますよね。映像のお約束では「白いフェード・アウト」の意味するところとは…?本作、ぜひ録画して確認しながらご覧ください! © 1990 STUDIOCANAL
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COLUMN/コラム2012.12.22
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】招きネコ
フランスの田舎を舞台に、戦争孤児となった5歳の都会の少女ポーレットと、彼女の面倒をみる農家の少年ミシェルの物語。死というものを解らない2人は、ポーレットの死んだ愛犬を埋葬したのを最初に、次々と様々な生き物の命を絶ってお墓作りと十字架を集めることに熱中します。この作品と同名のナルシソ・イエペスのギターのテーマ曲を知らない人はいないであろう有名作品で驚異的な子役2人の演技が可能にした涙なくして見られない感動作。でも、この作品のスゴさは、純粋に映画として面白く、かつ、戦場シーンなし、戦時下の子供たちの姿を通してのみで反戦というテーマを強烈に描けていることです。お涙ちょうだいの子供映画と思ってパスせず、ダマされたと思って見て下さい。特にラスト・シーンの余韻はマイ・ベスト3作品。映画の続きのストーリーを見る度に泣きながら考えていました。初めてテレビで見たのは小学生で某TV洋画劇場でしたが、その解説者が終わりの解説で映画で描かれなかった子供たちの未来について推理して断言。それは私としては許せない内容だったことは強烈な思い出で、それ以来その解説者を敵視。解説解釈は自由でも、見る人のイマジネーションを奪ってはダメだと現業の中で個人的にポリシーにしていることの原点の出来事です。 © 1952 STUDIOCANAL
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COLUMN/コラム2012.11.23
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年12月】銀輪次郎
アーサーさんの牧場で繰り広げられる動物コメディ決定版。牧羊“豚”を目指す主人公ベイブと牧場主のアーサーさんとの心暖まるストーリー。動物たちを見ているだけでも微笑ましく癒される一品。1995年度アカデミー視覚効果賞受賞作です。 「どうせ一昔前のVFX映画なんでしょ?昔のCG映画なんていまさら見ても・・・」と思って、今日まで見ず嫌いのあなた。騙されたと思って一度見てみて下さい。動物たちの自然すぎる演技に、いつの間にかにVFXのことなんて気にならなくなって、「ベイブ」の世界に吸い込まれていくはずです。牧羊“豚”の仕事を任されたベイブは、羊を追い込む極意を教えもらいます。それは牧羊犬のように吠えたり噛み付いたりすることではなく、丁寧にお願いすること。この極意で気持ちいいほど羊たちを従える牧羊豚として活躍を見せ始めるベイブの未来やいかに。ザ・シネマでは、日本語吹き替え版も合わせて放送しますので、ご家族みんなでベイブを応援して下さい! © 1995 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.11.23
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年12月】飯森盛良
原題は「サッフォー」。サッフォーとは愛の詩を数多く遺した古代ギリシアのレスボス島(Lesbos)の女流詩人。レズビアンの元祖という伝説もあり、LesbosはLesbianの語源になった。で、本作である。1920年代(=フラッパーなど女性解放時代の幕開け)、サッフォーの名を持つ米国女性がレスボス島を訪れ、白系ロシア美女ヘレンから、古代の性の営みについて教え込まれる。それがいかに自由奔放なものであったか。やがて彼女は古代のサッフォーに自らを重ね、レヘンとともに古代ギリシア的な性を実践していく…ということで、単なるエロ映画ではありません。宗教倫理やら社会通念やらに縛られる前、古典古代のヘレニズム世界における、原初的快楽としての、どこまでも明るくおおらかなセックスを礼賛し、性のルネサンスを図る、時空を超えた壮大なエロ映画、なのであります!もっとも、末路哀れは覚悟の前やで。 © 2008 CROMBIE FILM, LTD.
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COLUMN/コラム2012.11.23
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年12月】招きネコ
大恐慌の時代、仕事を求めて無賃乗車で大陸を渡り歩く季節労働者(ホーボー)たち。そんな彼らが恐れて近づかないのが、殺してでも彼らを乗せまいとする鬼車掌シャックの車両19号。だが、そんなシャックの車両に何度も乗り続け、仲間の尊敬を一心に集める無賃乗車の帝王、Aナンバーワン。 この二人のバトル、知恵比べと文字通りの肉弾戦が延々と繰り広げられる。鬼車掌VS無賃乗車男のプライドを賭けた闘いという意味不明の設定で、これで映画は成立するのかと?正直不思議だが、これがメチャメチャ面白い。走る蒸気機関車を舞台に、リー・マービンとアーネスト・ボーグナインの生身の演技を越えた迫力のアクションの連続に手に汗握り、なぜか共感できてしまう男の意地とプライドにニヤニヤしながら忘れられない1本になりました。再見して以来、もうボーグナインの鬼の形相が悪夢に出てきそうです。この映画と同じような映画は思いつかないオリジナル度300%の映画です。 © 1973 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed 2001 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
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COLUMN/コラム2012.10.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年11月】飯森盛良
外国で逮捕され劣悪な刑務所で壮絶な体験をする青年の物語だが、主人公、何で捕まるかというと、麻薬の密輸。それが半端ない分量で、どう見ても重罪犯。で懲役30年を喰らうのだが、判決を受けると「お前らの国を恨んでやるー!ブタどもめー!!」と絶叫。…これ、世間でよく言う逆ギレでは? さらにクライマックス、刑務所を出るまでの展開もすごい。罪を償ってなくないか!? だが、アメリカではアカデミー作品賞ノミネート、社会派ドラマの傑作とされる。さて、あなたは、この主人公に同情できるかできないか!? ぜひ吹き替え版で、キャスバル兄さんの声で確かめてみてください。さっきの判決シーンとカノジョ面会シーンでの池田秀一さん、キレ芸と泣き芸、必聴です! Copyright © 1978 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.