映画撮影という虚構が現実を侵食する…異端児デニス・ホッパーの狂気が光る監督&主演作「ラストムービー」

配信作品・解説 STAFF: YK
映画撮影という虚構が現実を侵食する…異端児デニス・ホッパーの狂気が光る監督&主演作「ラストムービー」

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  1. ラストムービー(デニス・ホッパー 1971年 アメリカ)

ラストムービー(デニス・ホッパー 1971年 アメリカ)

「ラストムービー/THE LAST MOVIE」

ペルーのクスコにある小さな村にハリウッドの撮影隊がやって来て、西部劇映画を撮影する。映画というものを知らない村人たちは、目の前で演じられる暴力の世界を興味津々に眺めていた。スタントマンとして撮影に参加していたカンザスは、美しい自然と村で出会ったマリアに魅了され、撮影終了後もそのまま残ることに。そんな中、映画撮影に魅了された村人たちが、演技という虚構を理解しないまま何もかもが本物の映画を作り始める。

「ラストムービー/THE LAST MOVIE」

デニス・ホッパーが『イージー・ライダー』に続いて監督・主演を務めるも、内容の難解さから早々に公開を打ち切られた幻の作品。虚構の世界を創造する映画撮影の危うさを、大胆なプロットや斬新な編集で映し出す。

■出演
デニス・ホッパー、ジュリー・アダムス、サミュエル・フラー、ピーター・フォンダほか

「ラストムービー」(C) 1971 Hopper Art Trust, 2018 Arbelos

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