自分らしく生きようとする女性の覚悟が刺さる──メーサーロシュ・マールタが綴る迫真のドラマ『ナイン・マンス』

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自分らしく生きようとする女性の覚悟が刺さる──メーサーロシュ・マールタが綴る迫真のドラマ『ナイン・マンス』

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  1. ナイン・マンス(メーサーロシュ・マールタ ハンガリー 1976年)

ナイン・マンス(メーサーロシュ・マールタ ハンガリー 1976年)

働くために工場を訪れた女性ユリは応対役の主任ヤーノシュに気に入られ、翌日デートに誘われる。仕方なく誘いを受け入れたところ、ヤーノシュはいきなり指輪を出して結婚を申し出るのだった。あまりの強引さに戸惑いつつヤーノシュと付き合うことにしたユリだが、実は彼女には妻子ある大学教授との間に生まれた幼い息子がいた。ヤーノシュは息子の存在を知ってユリを責めるが、やがて事実を受け入れて彼女との結婚の準備を進める。

メーサーロシュ・マールタ監督が後に生涯のパートナーとなるヤン・ノヴィツキと初めて組んだ作品。虚構を超越したラストが圧巻。カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とベルリン国際映画祭OCIC特別賞を受賞。

■出演
モノリ・リリ、ヤン・ノヴィツキほか

(C) National Film Institute Hungary - Film Archive

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