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PROGRAM/放送作品
(吹)ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
ゲイリー・オールドマンが特殊メイクでチャーチルに変身!名宰相の知られざる葛藤に迫る伝記ドラマ
日本人アーティスト辻一弘の特殊メイクでゲイリー・オールドマンがチャーチルに変身。逆境の中で勇気ある決断を下した名宰相を人間臭く体現し、アカデミー主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
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COLUMN/コラム2009.09.18
たしかに地味かもしれません・・・。でも観てもらいたい『海辺の家』
ある人は野球に、ある人はマラソンに、映画『海辺の家』はそれを家にたとえた物語である。今作ほど家族ドラマという言葉がしっくりくる作品も珍しい。突如、長年勤めてきた建築事務所をクビになり、さらにその当日、癌で余命幾ばくもないという告知を受けるジョージ(ケヴィン・クライン)。ジョージと別れ、今は新しい夫と暮らすロビン(クリスティン・スコット・トーマス)。ロビンに引き取られ、新しい父と一緒に暮らしてはいるものの、パンクとドラッグにのめり込み、ろくに口も聞かないジョージの息子サム(ヘイデン・クリステンセン)。時を経て心が離れ、現実的にも距離を置いていた家族の絆。ジョージは病気をきっかけにそれを取り戻そうとするのである。そのためにジョージは、長年の夢だった海辺に建つ我が家を建て直すことを決意する。言うまでもないことだが、それは彼にとって家族の絆、そして残り少ない人生をもう一度新たに築くことも意味していた。反抗する息子に、この夏だけは一緒にいろと無理矢理手伝わせ、自分の体にも鞭打ちつつ、家を完成に近づけてゆくジョージ。最初は何も手伝わなかったサムもやがて心を開き、家作りに打ち込んでゆく。その姿を見て、ロビンは再びジョージに心を寄り添わせてゆく。正直なところ『海辺の家』はこのようにメロドラマ的であり、ありふれたものであり、目新しい部分はほとんどない。だからこそ、僕は作品を観たあと、取立てて新鮮さのない映画が、どうしてこうも上質な人間ドラマに変貌(あえて変貌と書きたい)したのかを考えることになった。僕が思うに、その理由は『海辺の家』が泣かせどころを意識的かつ徹底的に外しているからではないだろうか。まだ観たことのない方が今作のストーリーを人づてに聞いたとき、僕と同じように「メロドラマ的」で「ありふれていて」「目新しくない」と感じる人は少なくないと思う。しかし幸か不幸か、実際のところ『海辺の家』は手軽な感動が味わえる物語でもなければ、安易に「癒し」を与えるわけでもなく、むしろその対極にある映画である。 その意味は、ケヴィン・クラインとヘイデン・クリステンセンの演技を見れば分かる。ヘイデン・クリステンセンはパンク好き、ドラッグ好きという定番の不良を演じながら、内側に青年期特有の繊細さ、苛立ち、サムが本来持っているであろう優しさを感じさせる。しかしここで大事なのは、あくまでそれらが内側にうっすらと見えることだ。わざわざ説明する場面はほとんどない。ケヴィン・クラインも同じ。物語上、どうしてもセンチメンタルに転びそうなところは演技を抑えてそれを濁し、容易な感動を与えることを徹底的に避けている。あと一言説明してしまったら、演技があと少し大げさだったり過剰だったりしたら、観客の感情が一気にスリップして冷めてしまうところを、『海辺の家』はぎりぎりのところで踏みとどまる。絶妙のさじ加減、というほかない。ラストシーンでも手抜きがない。こういった人間ドラマの(そのなかでも駄作の)場合、最後は気が緩むのか、どうしても説明的で感傷的になり、誰もが予想するシーンをそのまま映像にしがちになる。ところが『海辺の家』のラストシーンでは役者達の表情を見せず、美しい風景を映しながら、彼らの話だけが聞こえてくる方法をとっている。これも感傷的なシーンを徹底して外すという『海辺の家』ルールに基づいている気がしてならない。自分が考えていたり、相手が感じているであろうことを、わざわざ言葉にすると興ざめすることが多々あるが、『海辺の家』はそのあたりのバランス感覚がとりわけ演技面で素晴らしく、地味ではあるけれど、静かに、確かに深い余韻を残す一本になった。「なんかベタそうな映画だなあ」と思っている方(僕もそうでした)は、だまされたと思って、秋の夜長に一度ご覧下さい。ヘイデン・クリステンセンがなぜ『スター・ウォーズ』のアナキンに大抜擢されたのかがわかりますから。(奥田高大) ©2001 New Line Productions,Inc.
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PROGRAM/放送作品
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ
[R15+]若きジョン・レノンを2人の母との関係を軸に、音楽への目覚めと成長を繊細に描いた青春ドラマ
ビートルズ結成前のジョン・レノンの青春時代を再現。『キック・アス』のアーロン・ジョンソンが、複雑な家庭環境で愛に飢えるジョンの苦悩を繊細に魅せる。若きジョンとポールの関係性は、ファンならずとも必見。
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ルパン
怪盗ルパンのルーツを新たに描き出す!豪華な衣装や宝飾品に彩られた冒険アクション・ロマン
モーリス・ルブランの小説「怪盗紳士ルパン」シリーズ誕生100周年に製作されたゴージャスな冒険ロマン大作。ルパンの生い立ちから怪盗として名を馳せるまでを、多くの原作からエピソードを拾って新たな解釈で描く。
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赤い航路
『戦場のピアニスト』鬼才ロマン・ポランスキー監督が愛欲と愛憎の秘奥を官能的に描いた衝撃作!
『戦場のピアニスト』の鬼才ロマン・ポランスキー監督が、愛憎相半ば、愛欲に溺れる男女を『フランティック』のエマニュエル・セニエの官能美とともに描いた衝撃作。まだ若い『モーリス』のヒュー・グラントも好演。
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PROGRAM/放送作品
サラの鍵
ナチス占領下のフランスで起きたユダヤ人迫害事件を、女性記者が暴く衝撃のドラマ
第二次大戦期ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害事件を、当事者である10歳の少女と、その事実を追う現代のジャーナリストの視点から描く。歴史の汚点を冷徹な視点で映し出し、東京国際映画祭最優秀監督賞を受賞。
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ランダム・ハーツ
愛する者を失った男女が運命的に結ばれ合う…ハリソン・フォードの円熟味が光るラブ・ミステリー
オスカー監督シドニー・ポラックがハリソン・フォードとタッグを組んだサスペンス・ロマンス。事故死した妻の裏切りを究明する過程で偶然出会った女性との恋を、フォードが人間臭い欲望と苦悩を込めて熱演する。
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PROGRAM/放送作品
モンタナの風に抱かれて
アメリカの雄大な自然をバックに、大人の男女の許されぬ恋を淡く綴った、レッドフォード監督・主演作
名優レッドフォード監督作。モンタナの大自然に癒しを求め娘を連れてやって来た都会の母親。そこで出会う、自然と共に暮らす男。どうしようもなく湧き起こる恋心を、美しく繊細なタッチで描き上げたドラマ。
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PROGRAM/放送作品
イングリッシュ・ペイシェント
よくある不倫が戦争によって胸しめつける劇的愛憎ドラマに変わる。アカデミー賞受賞、最上の人間ドラマ
「英国人患者」という題ながら、二次大戦に関わった様々な人種の登場人物と場所・土地が、壮大なスケールである男女の不倫の物語をつむぎ出していく。アカデミー作品賞、監督賞ほか8部門受賞、至高の人間ドラマ。
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PROGRAM/放送作品
海辺の家
家造りとともに再生していく家族の絆。家が持つ本当の意味を教える感動ドラマ
余命4ヵ月と知らされた建築家が、自分の家を建て直すことで家族や人生を見つめ直していく感動ドラマ。人生のどん底から希望を見出す父親をK・クラインが、思春期の息子をH・クリステンセンが情感たっぷりに好演。