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PROGRAM/放送作品
ジョンQ-最後の決断-
重病の息子を救うため父親が病院を占拠する!デンゼル・ワシントンの熱演に胸を打たれる犯罪ドラマ
自らの娘も心臓病を患ったニック・カサヴェテス監督が、アメリカの医療制度の実態をリアルに反映。息子の命を守りたい一心で犯罪に手を染める父親の思いが、デンゼル・ワシントンの迫真の演技で共感と感動を誘う。
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COLUMN/コラム2009.07.25
最近休んでない・・・と嘆く大人に捧げる『ウォルター少年と、夏の休日』
大人になって良いことなんてほとんどないけれど、大人になって子供の頃の"良いこと"に気づくことは多い。たとえば夏休み。大人になった途端、悲しいかな"夏休み"は親友レベルから、一気に冠婚葬祭のときにしか顔をあわせない、疎遠な親戚レベルの存在へと変貌する。(土産を持った帰省やら、普段できない掃除やら、家族サービスやらに費やされる一週間程度の休みは本当の夏休みとは呼べない)『ウォルター少年と、夏の休日』はタイトルが示すとおり、少年が体験した夏の出来事を描いた作品である。けれど、今作は夏休みを満喫する少年・少女よりもむしろ、休みなんてずいぶんとってないよと嘆く大人たちに観ていただきたい。今作の原題は"SECONDHAND LIONS"という。SECONDHANDとは、"中古の"とか"古びた"といった意味なので、トシ食ったライオンたち、というような意味になる。邦題にケチをつける気はさらさらないのだけど、『ウォルター少年と、夏の休日』という邦題から受ける、極めて健康的・青少年的イメージ(売り方とも言い換えられるが)も間違いではないけれど、それよりも原題のほうがより中身を正しく示唆している。トシ食ったライオンたちとは、ロバート・デュヴァルとマイケル・ケインがそれぞれ演じるハブとガース、二人のジイさんたちである。彼らがなぜトシ食ったライオンなのかは、映画を観ていただくこととして、父のいないハーレイ・ジョエル・オスメントがこの二人が暮らす家に預けられ、ひと夏を過ごすのだが、今作の主役はハーレイではなく、なんと言ってもハリウッドを代表する名優二人が演じるジイさんである。ハブとガースは無免許で飛行機を乗りこなしたり、バーで若者達ととっくみあいの喧嘩をしたり(もちろん圧勝する)、二人には過去に莫大な金を手に入れたという噂があり、そのためにひっきりなしにセールスマンが訪れるのだが、二人は彼らを銃で追い払ったりしてしまう、元気きわまりないジイさんなのである。しかしこれだけなら、ただの格好いいジイさんの話になるのだが、彼らがより魅力的に映るのは、二人は若かった頃の時間がけして戻ってこないことをよく知っていることにある。二人は過去におとぎ話のようなファンタジックな体験をしていて、心の底では今も冒険を追い求めているのだけど、それは若い頃だけに許された特別な時間だったことをハブとガースはきちんと知っている。ただ、そうは言ってもそれを素直に認めたくない自分もいる。そのあたりの微妙な男ゴコロを、ロバート・デュヴァルとマイケル・ケインは、絶妙な演技で観る人に伝えてくれるのである。昔、自分が夏休みに何をしていたかなんてほとんど思い出せないけれど、それでも、"夏休み"という言葉が持つイノセントでキラキラした、買ったばかり白いTシャツみたいな感じは憶えている。そこには、大人になった僕らには、二度と手にすることのできない時間があり匂いがある。夏休みって言ったって、何もやることないなあと思いながら過ぎていった贅沢な時間がある。ハブとガースは、ウォルターという一人の少年を通じてそれらを改めて思い出す。昔、自分たちが過ごした懐かしい時間や空気、匂いと、少年がこれから過ごすであろう日々を思いながら。『ウォルター少年と、夏の休日』を見た後、久しぶりに山下達郎の「さよなら夏の日」を聴いてみた。そうしてふと、少年時代は人生の夏休みなのカモとセンチメンタル(←死語×2)に浸った男でした。■(奥田高大) TM and©MMIII NEW LINE PRODUCTIONS,INC.©MMIV NEW LINE HOME ENTERTAINMENT,INC.ALL RIGHTS RESERVED.
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PROGRAM/放送作品
(吹)デイズ・オブ・サンダー【TBS版】
スピードに青春を懸けたレース版『トップガン』。トム・クルーズ&ニコール・キッドマンの初競演作
『トップガン』のトニー・スコット監督&トム・クルーズのコンビが、ストックカー・レースの世界を迫力のレース・シーン満載に魅せる。トム自ら原案を担当。後に結婚するニコール・キッドマンとの初競演作でもある。
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PROGRAM/放送作品
アンダーカヴァー(2007)
[PG-12]エリート警官の兄と裏社会に生きる弟…別々の道を歩む2人が復讐のために交錯する犯罪ドラマ
『アド・アストラ』のジェームズ・グレイ監督がホアキン・フェニックスとマーク・ウォールバーグをダブル主演に迎えた犯罪ドラマ。マフィアとの抗争に巻き込まれた警察一家の反目と絆を、名優の競演でじっくり綴る。
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宇宙大征服【町山智浩撰】
町山智浩推薦。『ファースト・マン』を50年も前に先取り。国家の意地にかけた宇宙開発をアルトマンが批判
町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。宇宙の撮り方、計画に殉じる覚悟の飛行士と国家の非情さ等、アポロ計画をリアルに描いた近年の『ファースト・マン』を先取り。月面着陸2年前に作られた予言作。
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PROGRAM/放送作品
シビル・アクション
すべて失っても訴訟をあきらめないのは、ただ正義のため!ジョン・トラヴォルタ主演の法廷ドラマ
実際にマサチューセッツ州で起きた、9年間にも及ぶ水質汚染訴訟の記録を映画化。全財産をなげうってでも長期の訴訟に挑む執念の弁護士を、ジョン・トラヴォルタがすべてを達観したように静かな演技で好演する。
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ブリット
坂の街シスコをマックィーンの駆る68年型マスタングが激走!! 痛快!アクション・サスペンス!!
今も男性誌で特集が組まれる不朽のファッション・アイコン、マックィーン。そのカッコよさの真髄が見られる刑事アクション。坂の街サンフランシスコを爆走するカーチェイスシーンは今や映画史の伝説!
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PROGRAM/放送作品
フォー・クリスマス
自由な恋愛を謳歌するカップルが、離婚した両親の家で大騒動!結婚の意味を問う心温まるラブコメディ
共に離婚した両親の家族とクリスマスを過ごすハメになったカップルの大騒動を描くラブコメディ。ロバート・デュヴァルら名優たちがクセの強い両親に扮し、それぞれの家を訪ね歩くシーンを楽しませる。
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PROGRAM/放送作品
鷲は舞いおりた
困難な仕事に命を賭けて挑む軍人たちの矜持を描く、古き良き“戦争娯楽映画”の最高峰
かつて、気高き戦場の漢たちの決死的英雄精神を描く“戦争娯楽映画”というジャンルが存在した。本作は、『大脱走』の名匠ジョン・スタージェスが描く、今は失われたそのジャンル最高傑作の1本。
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雨のなかの女【町山智浩撰】
町山智浩推薦。都会を出て広い米国を見る女。60年代末ニューシネマの動きと連動したコッポラ初期の重要作
町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。監督の母の体験をもとにした「家を出て放浪する主婦」ロードムービー。ハリウッドを飛び出し米国を再発見するロケを敢行。ニューシネマ運動とも連動した重要作。