ヨーロッパの都市を転々とさまよい歩く女性監督──シャンタル・アケルマンが人間の孤独と空虚を描き出す「アンナの出会い」

配信作品・解説 STAFF: YK
ヨーロッパの都市を転々とさまよい歩く女性監督──シャンタル・アケルマンが人間の孤独と空虚を描き出す「アンナの出会い」

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  1. アンナの出会い(シャンタル・アケルマン ベルギー/フランス 1978年)

アンナの出会い(シャンタル・アケルマン ベルギー/フランス 1978年)

映画監督のアンナは、最新作のプロモーション活動のためにヨーロッパの各地を旅して巡っている。ドイツの地方都市を訪れたアンナは、小学校の男性教師と知り合って肉体を重ねるが、それ以上の深い関係にはならずそのまま別れる。その後アンナはベルギーに住む母とその友人に会い、自らのレズビアン経験を告白して母を動揺させる。そして、現在暮らしているパリへと戻り、年上の恋人ダニエルとホテルで逢引きする──
プロモーションのため各地を転々として出会いと別れを繰り返す女性監督を、シャンタル・アケルマンがロードムービー仕立てに描いた作品。長回しと左右対称の構図を多用し、孤独と空虚を浮かび上がらせている。

■出演
オーロール・クレマン、ヘルムート・グリーム、マガリ・ノエル、ハンス・ツィッシュラーほか
ザ・シネマメンバーズにて2022/11/19より配信開始
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(C) Chantal Akerman Foundation

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