――実際に収録を終えてみていかがでしたか? 22年前の若いキャラの声を出すのに皆さん苦労していたようにも見えたのですが。
楠:みんな結構自然にやっていたと思うんだけど……。みんな、22年前というか、若い年代の声を出そうって気にしてた?
甲斐田:多少ね。ちょっとは。
高橋:気にしていたら……早口だねって言われた(笑)。若さはいいけど、早口になってるよと言われました。
楠:でも台本自体も早口だったからね。ドムもかなり早く喋(しゃべ)っていたし、今のドムとは全然違うよね。
園崎:それこそ22年前に他の方たちが吹き替えをしたものを観てるから、「ヤバい、どうしよう」と思ってたけど、それこそ高橋くんがやっているのを聞いたときに、これだ!と思って。なんかすっと入れた感じでした。
高橋:意識といいますけど、(スクリーンに映る)彼らはその年齢、年代なりの感情の動きをしているわけで。それに合わせてたら自然にそうなっていくんですよ。皆さんもそうですよね。
楠:そうだね。結局アニメとかもそうだけど、その年齢でというよりか、そのキャラクターに合った感じでやろうとするじゃない。声優って、完全にそうやろうとする癖が出てるんですよ。だから向こうの人の表現に合わせるというのが自然にできるんだと思います。
高橋:そうだと思います。ただね……今回の場合は、事前に言われすぎたんですよ。(一同笑い)。「若いよ」「22年前」だよって言われすぎてきたんで。皆さん、堂々としてらっしゃるからへっちゃらですけど。僕はやっぱり期待に応えなきゃいけないかなっていう気負いがあって……。
園崎:それはみんなあったと思いますよ。都度都度そういうふうに言われたから。やっぱり若い声を出すのって、みなさんそこを期待されてると思うし。でもやっぱりアニメと違うのは、向こうは生身の人間だから。さっき高橋くんが言ったみたいに、その人の声を聞きながら声を出すとそういう風になっていくものなんだなと、改めて思ったし。スタッフの方に堂々としてらっしゃるんなんて言われましたけど、始まる前は私も「ヤバい、どうしよう。22年前の声、大丈夫かな」と思ってたんで。だけど本当に向こうに乗っかっていけば、それがちゃんと出るんだな、という感覚になりました。
高橋:でも実はちょっとズルがあって。実は収録の1週間ぐらい前に、(演出家の)宇出(喜美)さんとゲームの現場があったんですよ。僕は2次元とか吹き替えで宇出さんと一緒にやるの初めてだったんですけど、その2次元というのが若いキャラクターなわけですよ。でもそれはキャラだから、普通にやるじゃないですか。そこで「今日は広樹の若いキャラの声が聞けてよかった、これで安心」って言われたんです。だから実はそういう意味では、若い声とかうんぬんというのはその時点で僕の中でクリアしていた。皆さんのご期待に対する気負いだけがちょっと残ってましたけど(笑)。
甲斐田:私は若い役はやるけど、でもミシェル・ロドリゲスだから。かれんな乙女じゃないわけですよ。だからさほど変えられないなと思っていました。ただいろいろな経験を経て、ドンと肝が座ったような感じではない。もうちょっと若くて、いきり散らかしてるような。わたしの感覚で言うと、ちょっと高いところに息があるという感じには変えていますが、あとはいつもと同じという感じです。とにかくそんなにセリフ量がなかったから良かったなと(笑)。
――新録版のお話があったとき皆さんどう感じられました?
甲斐田:やった! ついにきた! という感じですね。
楠:みんな4から出てるから、メンバーとしてはみんな本当は1からやりたかったと思うんです。でも思ってたとしても、やっぱり言い出せないというのもあるし。昔と違って同じ作品で吹き替えを何本も撮るような時代でもなくなってきたし。劇場版をつくったらもう終わりみたいな感じですからね。ただみんな本当はやりたいなとは思っていたと思います。
甲斐田:(内田)直哉さんと森川(智之)さんのものもすごくいいんですけど、メンバーとしていつもの『ワイスピ』とは違う作品と感じる人もいるかもしれない。でもそれがこのままのメンバーでできたということで。良かったなと思います。
高橋:ただどこかで「同じ役者、同じ役を、他の方もやってるんだ」というのはあるんですよね。それは別にネガティブなことではなくて、僕だけのものではない、という認識があった中で、今回『1』をやれることになって、自分の中ではー段落ついた感じがありますね。特に僕は1回卒業しちゃったから……。
甲斐田:卒業とか言うなよ。ファンが悲しむじゃない。
高橋:なんていえばいいの?
楠:(劇中の設定である)家事手伝いとか? (一同笑い)
高橋:よくわからないんですけど(笑)。でもこれでシリーズを通してやれたから。これで完走できるのかなという風な気がしました。あ、でも2(『ワイルド・スピードX2』)はまだやってないか。
園崎:でも劇場で新作が公開された時には、テレビで(過去作が)放送されるんですけど、その時はこのメンバーが定着してきているので。それこそ過去作の一挙放送などもそうなんですけど、今まで全シリーズを放送すると、お客さんから『1は違うんですね』と言われることがあって、そこに一抹の寂しさみたいなのがずっとあったんですよ。だからこうやってやれることは本当にうれしいですし、そんな機会はそうそうないだろうなみたいな気持ちもずっとあったので。いろんなバージョンの吹き替えがある中で、ようやく現行メンバーの吹き替えもそこに加えられるといううれしさは感じましたね。
楠:ただわれわれも、たまたま4から大当たりしちゃったからこそ、ここまで続けてこれた、というのはあるんです。これは本当に偶然のキャスティングであって。われわれが正しいメンバーである、という感覚はないわけですよ。やはり(内田)直哉さんのヴィン・ディーゼルも好きだったし。そういう意味ではいろんな種類の吹き替えが観られたらいいなと思いますし、視聴者の皆さんにもいろんな楽しみ方をしてほしいなとは思っています。
園崎:昔はそれこそ放送する局によってキャストが全部変わったし、ビデオソフト版もキャストが変わっていたじゃないですか。映画の楽しみ方のひとつとして、吹き替えの違いを楽しむっていう文化が 当たり前のようにあったと思うんですよ。今では劇場で公開したら、全部の媒体が同じキャストで進められるというのが基本ですが、日本語吹き替え版も、キャストの違いによって、同じ作品なのに違う楽しみ方ができるんだよ、というのを知ってもらえるきっかけにもなるといいなと思っています。
甲斐田:わたし、実は今回の台本と、ソフト版の吹き替え版を見比べながらチェックしてみたんですよ。だから(ソフト版でレティの吹き替えを担当していた)喜田あゆ美さんはこうやるのかとか思いながら見てました。(一同笑い)
楠:実は僕も、ここのセリフは今回こうなってるけど、前回はなんと言ってたんだっけ? というのは確認した。
甲斐田:そうそう。翻訳も見ながら、なるほどと思ったり。みんなでパーティーをするシーンでも、なんだかガヤで女の人の声がするけど、どっちも喋(しゃべ)ってる風じゃないなと思って。それで宇出さんに聞いてみたけど、当時の音源は結構適当だったと言うわけ。そこはわたしがしゃべることになってるんですけど、前のやつは、なんか喋(しゃべ)ってなかったり、音がないところに、絵に合わせて別の音源が入ってたりとかがあって。(一同笑い)
楠:そういう意味では向こうもこっちも、技術的にも進歩してるからね。だから音源がME(音楽や効果音などのトラック)で来るのか、ガヤだけバラでくるのかというのもあるし。それこそ22年前はビデオだったし、(機材は)有線だし、録り方も全然違いますよ。それこそ東北新社の螺旋階段がある古いビルがあった時代、ちょうど同じビルの別のスタジオで、(内田)直哉さんと森川(智之)が『ワイルドスピード』を録っていると聞いて。そうなんだと思った記憶がある。
園崎:4を取ったときは皆さん一緒だった?
楠:一緒だったんじゃない?
高橋:みんなであの後、飲みに行ったんじゃなかったっけ? 逆に言えば、みんなが集まったのはあれだけじゃない?
園崎:実は……4のとき、私は後から別録りだったんですよね…。
高橋:そうですか! じゃ僕、ことごとく(本シリーズのアフレコでは園崎)未恵さんと会ってないんですね。
園崎:そう、会ってないの(笑)。
――本作のシリーズも10作目となりましたが、ここまで続いている秘訣(ひけつ)はどこにあると思いますか?
甲斐田:4作目からはすごく勢いづいて、方向性が定まっている感じですけど、1、2、3はいろいろと試行錯誤している感がありましたね。特に1はそうですよね。
園崎:なんだか今、あらためて見ると素朴な映画だなと思った。
高橋:確かに。小さな田舎町の隣同士の普通のけんかの話だもんね。そこに潜入捜査が来ちゃうから、大きな話に見えるけど(笑)。
――シリーズを経て、キャラクターの印象も変わってきてるんじゃないですか?
楠:そうですね。おそらく1作目の時点では、カップルが本当にずっと続くかというのは、そんなには想定してなかったと思うんですよ。最初は不良の集まりという感じのファミリーだったから。ヴィン・ディーゼルがプロデューサーをやったのは4作目からだもんね。
甲斐田:それで方向性が定まった。
園崎:そこでキャラクター付けがはっきりしてきた感じはありますよね。シリーズも後になっていくにつれ、エンタメにぐっと寄っていったと思いますけど。
楠:予算とかもあるよね。出せる車も多くなったし。
園崎:しかしよく車もひっくり返って、!
高橋:1作目の映像を見て、走っている車と並走して、カメラを載せたもう一台の車が撮っているんだなと思ったんです。最近の映画はデジタルでいろいろと処理をしているんだと思うんですが、この時期は、スタントマンが実際に走って、じか撮りしているような画面があるんですよね。最近の作品とはまた違った臨場感があるなと思いました。
園崎:第一作目ならではのリアリティーのある映像作りがあるよね。
高橋:今見ると、画面ぶれの感じが、ものすごくリアルだなと感じました。
園崎:それはわたしも思った!だからリハしてる時はちょっとソワソワしました。これ全部人がやってるんだなと思って。
高橋:昔のキアヌ・リーブスの『スピード』とか、スティーブン・スピルバーグの『激突!』とか。あの頃の映画の感覚とちょっと似たようなものを感じて。
園崎:そう、トレーラーの運転手が迫って来て、でもその顔が写らないのって『激突!』だよね。
高橋:あれ怖いですよね。オマージュなのかな。
――ちなみに、皆さんの22年前のお話を聞きたいと思うのですが。皆さんはその頃、何をされていましたか?
楠:まさに僕は『ワイルドスピード』を収録しているスタジオのそばにいましたね(笑)。
甲斐田:わたしは2000年デビューなんで、2001年だとド新人の頃ですよ。
楠:僕が声の仕事をはじめたのは95年からなんですよ。その前は映像をやってたから、それこそ車のシーンをどう撮るかというのは見てましたよ。外で運転してるシーンって、アップで撮るときはクレーンみたいなのをくっつけて、一緒に走るんですよね。危ないから。だけど遠目に撮る時はほとんどがスタントマンが運転してましたね。
園崎:ハンドルの扱いで本当に運転してるかどうかわかりますよね。
高橋:そういえばその頃より、もうちょっと前でしたけど、車を運転しながら撮影をするという仕事をやったことがありますね。集合場所からロケ地に行って、撮影中はもちろん、帰るときまで、全部ずっと僕が運転するという(笑)。
園崎:22年前というと、わたしはちょうど事務所に移って2年目くらいの頃です。その頃は事務所の先輩にくっついて、いろいろ出させていただくみたいな時代だったので、それこそ22年前だったら絶対ここにはキャスティングされないでしょうし。ちょうどその頃は自分に何ができるのかな、といろいろと模索していた時代だったのを思い出しました。あと今、(高橋)広樹くんの話を聞いていて思い出したんですけど、わたしも車の番組に出演したことがあって。他チャンネルになっちゃうんですけど、プロドライバーの方がやってらした車の番組にアシスタントで出ていたことがあったんです。その頃から車に乗るの大好きでした。
――ところでシリーズにおけるFIX声優についてお聞きしたいのですが。
園崎:FIXといえば、よく大典さんが、俺の役がいっぱい出てるって言ってますよね。
楠:俺の役じゃないよ(笑)。“俺がやったことある役”だからね。
――それこそヴィン・ディーゼル以外にも、ドウェイン・ジョンソンやタイリース・ギブソンの吹き替えも担当したことがあると思うのですが。
楠:それこそ、元々これをやるときにも、僕2(『ワイルド・スピードX2』)でタイリース・ギブソンをやってるんですけど、いいですかって聞いたんですよ。(一同笑い)。いや大丈夫、大丈夫って言われて。当時、そういうのは一応確認はしましたけどね。
ただ今の時代、FIXってあるのかなというのはあるんですよね。結局、自分がやった人も、違う作品では違う人がやるというのはよくあることだし。昔みたいに完全に、ジャッキー・チェンなら石丸博也さんとか、ショーン・コネリーなら若山弦蔵さんというようなのはなくなってきているかなと思っていて。(アーノルド・)シュワルツェネッガーだって玄田哲章さんだけでなく、いろんな人がやっているし。そういう意味ではFIXってなかなかないのかなとは思ってますね。それこそ予算の都合というのもあるし。
甲斐田:スケジュール合わないというのもあるしね。
楠:でもこれは本当に運でしかないんですよね。それこそ(園崎)未恵ちゃんのように、すごく長いシリーズをいっぱいやっているというのも運だし。なかなかそういう作品にたどり着けない人もいるからね。だからそういう意味で僕たちはすごく運がよかったな、というのありますよね。だから今回もこれをやらせていただいてるわけですし。何がヒットするか分からないですからね。
園崎:アン・ハサウェイなんて、わたしのほか、甲斐田ちゃん、小松由佳ちゃんが多く担当してますけど、今回の映画は誰がやるんだろう、というのは気になりますね。でもやっぱりそれこそ運もあるし、その作風によって、声優さんも違ってきたりもしますし。
甲斐田:向こうの役者さんも演技を変えてきたりしますからね。
園崎:それこそ(大魔女を演じた『魔女がいっぱい』では)朴ろ美さんがやったりもするわけですからね。だからそういう中で、制作会社の方とかから、アン・ハサウェイFIXだもんね、と言っていただくこともあって、大変ありがたいことではあるんですけど、なんだか恐縮してしまって。「そんなことないですよ」と返してますけど。
楠:だから100%というのはないんですよ。
――シリーズ内で、ご自身が別作品で担当している俳優が共演することもあると思うのですが、その時はどう思われますか?
楠:間違えて声を当ててしまいそうになる、ということはないですけどね(笑)。
甲斐田:でもわたし、海外ドラマの「THE
BLACKLIST/ブラックリスト」をやってるときに、途中から「ER緊急救命室」のニーラ・ラスゴートラを演じていた女優さん(パーミンダ・ナーグラ)がレギュラーで入ってきて。でもすでに彼女の声に慣れてしまっているんで。長年やってきた女優さんと、初めてやる女優さんが一緒に出てくると、その音に惑わされるというのはありますね。そういうのは映画ではあまりなくて、ドラマだと起きやすい。やはりずっと毎週やってるからというのはありますね。
楠:映画は単発だからね。僕なんかがいつも吹き替えしてる人は、身体が大きい人が多いから。こういう作品だと、僕があてているような人がどんどん出てくるわけですよ。
甲斐田:『エクスペンダブルズ』は出てないの?
楠:『エクスペンダブルズ』は出てるけど、それこそ、そのときに担当している人たちはみんながみんないろんな役をやってるわけですよ。池田(秀一)さんにしろ、玄田(哲章)さんにしろ、(大塚)明夫さんにしろ。みんなでそういう話をしていましたね。
園崎:ザ・シネマさんでこの後、放送される映画なんですけど、『ラブ・アクチュアリー』に、「24 -TWENTY
FOUR-」のキムを演じたエリシャ・カスバートが出てくるんですよ。で、同じシーンにわたしも兼ね役で出てるんですね。「24 -TWENTY
FOUR-」で長らく吹き替えを担当してたので、自分が毎週見ていて馴染(なじ)んでいる声と顔がそこにあるから、間違えてアテそうになることはなかったですけど、正直やりづらいなとは思いました(笑)。
――では最後に、車についての話をお聞きしたいなと思うのですが。
甲斐田:わたし免許持ってないからな。でもポルシェ911っていう車は好きです。
高橋:僕は(海外ドラマ「ナイトライダー」に出てくるドリームカーの)ナイト2000が好きですね。(一同笑い)
園崎:野島(昭生)さん!
高橋:しゃべる車が好きです。
楠:今の車はみんなしゃべるけどね(笑)。
高橋:ほんとだ(笑)
甲斐田:(野島)昭生さんの声がするカーナビもあるらしいよ。
高橋:それ乗ったことがあるな。
楠:じゃ自分で声を入れて、自分でナイト2000にすりゃいいじゃん(笑)。
――楠さんはアメ車がお好きとのことですが、ワイスピに影響されたというのは?
楠:アメ車は元々好きだったのもあったんですけど、僕が最初に吹き替えをした2の時も、『MAX』の時にもアメ車に乗ってましたね。
――園崎さんも車がお好きだそうで?
園崎:車はすごく好きです。ワイスピって日本車がいっぱい出てくるので、やっぱりワクワクしますよね。家族がみんな免許を持っていて、18歳になったら必ずお前も免許を取れと言われて取ったんですけど、自分で自由に運転できるというのが楽しくて。実はようやく今年、満を持して自分の車を購入したんですよ。それまではずっとレンタカーやカーシェアを使っていたので、うれしいですね。
――甲斐田さんと高橋さんはあまり車には詳しくないみたいなお話をされてましたけど、なんか逆にワイスピを見てて、刺激された部分ってありますか?
甲斐田:わたし車は運転したいと思うんですよ。でも免許ないから運転できない。
園崎:ポルシェ乗ってほしい! 絶対似合う。911。かっこいいよ。
甲斐田:モスグリーンみたいな色のポルシェに一目ぼれして。カエルっぽい顔してたんです。
高橋:僕はあの(劇中で加速するために使用される)ニトロというのがどういう感じになるのか、体験してみたいですね。
甲斐田:大典さんなら知ってるんじゃない?
楠:知らないよ、使ったことないし(笑)。
高橋:ニトロってニトログリセリンのことですか? 心臓発作の……。
楠:この話はやめよう。みんなそんな詳しくないから。(一同笑い)
高橋:だけど、グイーンって加速する感覚は楽しそうだなと思いますね。
――皆さん、本日はありがとうございました!
当日の収録はみんな揃ってではなかったんですが、みんなの声を聞きながら収録できたのですごく楽しかったですし、皆とても素晴らしかった。このファミリーがそろっているっていうその根本のところですごく安心したというか、そういう意味では本当はもう全員でね、やりたかったんですけれど。
僕たちの(『~MAX』以降の吹替え)ファミリーの、「ワイルド・スピード」をぜひ見ていただいて、皆さんの中でも完結していただけたらと思います。また次も続きますし、絶対見ると思うんですよみんな最初からまた。だから、ぜひシリーズ通して見ていただいて、どういうふうにファミリーが絆を作っていくかっていうことを、確認していただけたらなと思っています。前の吹替版はとても良いし僕はリスペクトしているのですが、今回の新録版もよろしくお願いします。