ザ・シネマ編集部レコメンド
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COLUMN/コラム2017.01.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年2月】うず潮
ルイ・ペルゴーの小説「ボタン戦争」を原作にした1961年のフランス映画。インターネットもケータイもTVゲームもなかった頃のケンカを描く、子供抗争映画の名作。演技経験ゼロの子供たちが元気いっぱいに暴れまわる、フランス版「あばれはっちゃく」とも言える作品です。見ているうちに、自然と自分の子供時代に戻って、いつの間にか彼らの一員になっています。また、劇中の子供たちはフランス憲法を理解し、全てにおいて平等の精神で描かれているところも注目です。 「フニャチン」「〇〇はケツの穴」といった大人になって決して口にしなくなったことを叫び、全員まっ裸で戦ったり、秘密基地を作ったり、男子たるもの子供の頃、絶対にやりたかった、やっていたことを満載に描いた映画です。さらに映画の中では、両津勘吉バリに子供たちだけで商売をはじめ、軍資金をつくって必要な備品を揃える始末(逞しすぎ!)。そして色々見つかって、当然、親たちにめっちゃ怒られます(笑)。40歳以上の男子は是非見てほしい1本。見た後は、思わず竹馬の友に連絡したくなりますよ! 余談ですが、本作は1995年に『草原とボタン』のタイトルでリメイク。さらに、劇中で「来るんじゃなかった」が口癖の小さな男の子を演じたアントワーヌ・ラルチーグは、愛くるしい笑顔で本作公開後に人気者となり、彼が主演の映画『わんぱく旋風』が作られました。 © 1962 ZAZI FILMS.
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COLUMN/コラム2016.12.26
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年1月】キャロル
鬼才デヴィッド・フィンチャーを一流監督へと伸し上げた、『セブン』と並ぶ90年代の代表作。若くして投身自殺した父親の莫大な遺産を相続して、自身も投資家として成功したニコラス。金はあるけどハートは無いみたいな嫌味な男で、家族とも疎遠だ。そんな彼の誕生日に、弟コンラッドが、あるゲームに参加できるカードをプレゼントする。ところがゲーム会社に行って参加試験を受けた後、ニコラスの周辺で不可解な事件が次々と起きる。これはスリルを味わわせるためのゲームなのか、あるいはゲーム会社を装い金持ちを狙う詐欺なのか。さんざんな目に遭い続け恐怖のドツボにハマッていくニコラスは、もはや誰も信じることができなくなり、父と同じ道を行こうとするのだが・・・。というお話。(いいのかしら。結構ギリギリまで書いてしまった。)初めて観たのは中学2年生くらいのとき。“エロそうなDVDを夜更かしして観よう!”という趣旨の女子同士のお泊り会にて、なんとなく「これパッケージがエロそうだね!」という理由で選んだのが本作『ゲーム』(今思うと一体どこがエロそうなのか見当もつきませんが)。ドキドキしながら再生するも、全くエロそうな気配が無いと判明したころには、友人たちは既に爆睡。そんな中、続きが気になってひとりで最後まで観てしまったことを今でも覚えているのは、アノ衝撃的なラストがあったからじゃないかと思うのです。今回ザ・シネマで放送するにあたり、(今となってはもはや有名な)アノ結末をもう一度見てみようと、興味本位でラストシーンだけ見直すことにしたのですが。いや、仕事忙しいんですけどね?でもね、いえね、なんだかんだ、どんどん巻き戻してしまって、結局全編まるごと観てしまいましたよ。当時J-POPに夢中で洋画情報に超ウトかった私は、マイケル・ダグラスのことはおろか(その後何年も「『ゲーム』のおじさん」と言っていたし)、デヴィッド・フィンチャーのことなんてまるで何も知らなかったけれど(『セブン』を初めて観たのはそれから10年後だし)、まさかエッチそうなビデオだと勘違いしたこの作品が、私にとって一生記憶に残るものになるとは想像だにしていませんでした。一度目は「一生忘れられない衝撃のラスト」、二度目は「結局最後まで観ちゃった」。三度目はしばらく先にとっておこうと思いますけど、どんな印象が残るんでしょうね?ニコラスと同じ年齢になるまで見るのは待っておこうかな。(ところで皆さま、長々と読んでいただいてありがとうございます。)何度観ても面白いとはいえ、あんまり積極的な頻度で見ると飽きてしまうのでね。みなさんがザ・シネマで『ゲーム』に偶然出くわしたときには、ぜひ最後までご覧になっていただきたいなぁと思うのであります。2017年1月から放送します。お楽しみに。 © 1997 POLYGRAM FILMED ENTERTAINMENT,INC ALL RIGHTS RESERVED
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COLUMN/コラム2016.12.24
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年1月】うず潮
本作は1953年制作のモノクロ・フランス映画。500キロ離れた油田に火災が発生、消化材として大量のニトログリセリンが必要に。運び手に選ばれたのは、希望のない日々を送る男たち。一獲千金のため、彼らは命を賭けてトラックでニトロを運ぶという超絶シンプルなストーリー。しかし、そのトラック輸送の過程を、世界三大映画祭を制覇したアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督が緻密に練り込んだ演出で見せまくります。 曲がりくねった林道、舗装されていない砂利道、重油の沼に山道…ちょっとした振動でさえ恐怖を感じ、徐々に高まる緊張感で手に汗を握りっぱなし!主演のイヴ・モンタンがインテリ風のヤサ男から、命を張る男へと心情が変化していく様を見事に演じ、その脇を固める俳優陣も味のある演技で答えています。 モノクロ関係なく、一度見たらもう夢中!ハラハラドキドキな気分を存分に味わえる1本ですので、是非ご覧ください!ちなみに1977年にロイ・シャイダー主演で、ハリウッドでリメイクも。興味のある方はこちらもチェックしてみてください! ©1951 - TF1 INTERNATIONAL - PATHE RENN PRODUCTIONS - VERA FILM - MARCEAU CONCORDIA - GENERAL PRODUCTIONS
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COLUMN/コラム2016.12.20
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年1月】にしこ
17歳の娼婦シンディを警察が保護。彼女は監禁されていた。ある男に殺されかけたいう彼女の証言は、その男が地元の名士である事で、取り合ってもらえないまま。時を同じくして、アラスカの凍りついた川の周辺で10代後半から20代前半の少女の白骨死体が発見される。アラスカ州警察のハルコム(ニコラス・ケイジ)は、シンディが証言した男が怪しいと確信。彼を追いつめる為の、戦いが始まる… というのがあらすじでして、なんと事実も元にした映画。12年間に24人以上の女性が監禁・殺害されたおぞましい事件が元になっています。 ニコラス・刑事、否、ケイジ(すいません。言ってみたかったんです!)扮するアラスカ州警察のハルコム刑事は、職場では「あなた以上のキレ者はいないっす」、「お前が捜査にあたるんだったら大丈夫だろ」的な評価をバンバン受けているキレ者デカなのですが、家に帰ると奥さんから「あんた!いつ転職すんのよ!刑事みたいに安月給でハードワークな仕事続けてもなんにもなんないし、家庭をもっと省みてちょうだいな!キーっ!」的な事を毎日言われて、ちょっと顔色も悪いし、どことなく悲壮感・・・。身を削る思いで捜査にあたり帰宅しても、愛する一人娘に「パパー、ママ、怒って先に寝ちゃったよ~」とか言われて、事件の被害者がティーンエイジャーがほとんどということで、娘を抱きしめ「お前はゆっくり大きくなってちょうだいよ…涙」と抱きしめたりして。 そんなちょっとお疲れ気味のハルコム刑事は、唯一、男の魔の手から逃げ出した娼婦のシンディから当時の様子を聞いたり、彼女の生い立ちを聞いたりしているうちに、彼女の様な女の子をこれ以上増やすわけにはいかない!彼女のことも全力で俺が守るぜ!と静かな闘志を燃やしながら、だんだんと犯人を追いつめ始めます。 アラスカという土地の冬の不毛さ、静けさと歩調を合わせる様に派手な見せ場やドンデン返しが盛りだくさん!というタイプの映画ではありませんが、事実を元にしているということを大事にしている製作者の意図を感じるエンディングまで、見逃せない映画です。シンディ役を演じたヴァネッサ・ハジェンズのハスッパなビッチを気取っても、隠しきれない健気さも◎。そして割と早くから犯人として登場する男役の俳優もこの役にドハマり。奴の黒目を見逃すな! 良く出来映画!!お見逃しなく!! ©2012 GEORGIA FILM FUND FIVE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2016.12.11
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年1月】飯森盛良
今度の敵は中国マフィア“蛇頭”。不法移民密入国の斡旋とその後の奴隷労働を仕切ってる。密航船を見つけ沿岸警備隊に引き渡したリッグス&マータフ刑事。だが沿岸警備隊は移民を即Uターン送還し、その費用をアメリカの税金で賄ってるとボヤく。それを聞いたマータフ(演じる黒人俳優ダニー・グローヴァーは活動家としても有名)が激怒!「自由の女神像に刻まれた“来たれ自由を求める貧しき民よ”の看板はどうなる?」沿岸警備隊「今は満室につきお断りだ」マータフ「あんたの祖先だって移民だろ!」…熱いぜ!こういう映画見て育ってんだよオレたちは!と叫びたい、めっきり“寒い時代だとは思わんか”な今日この頃です。 © Warner Bros. Entertainment Inc.
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COLUMN/コラム2016.11.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年12月】キャロル
1990年『グローリー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、その後主演男優賞に2度ノミネートされ“もっともアカデミー主演男優賞に近い黒人俳優”としてその日を期待されていたデンゼル・ワシントンが、ついに2001年に受賞を果たしたのが本作『トレーニング デイ』。今や善、悪、そのどちらでもないグレーな役など、さまざまな人物を演じられる実力派名俳優ですが、公開当時は軍人や弁護士といった正義感あふれる真面目なイメージが強かった彼が、本作ではそれらのキャラクターからは想像できない、キャリア初の悪役(しかも超こわい悪徳刑事)を演じたというのが最大の見所でした。2017年公開、名作西部劇『荒野の七人』のリメイク『マグニフィセント・セブン』の公開が待ち遠しいですね!主演デンゼル・ワシントンの名声を確固たるものにした『トレーニング・デイ』を、ザ・シネマでどうぞお楽しみに。 COPYRIGHT © 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2016.11.19
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年12月】うず潮
ジョン・レノンと言えば、平和を愛する稀代のミュージシャンですが、その若い頃はヤンチャ過ぎる!有り余るエネルギーを発散できず、悪友と一緒に無賃乗車はするわ、万引きはするわ、ナンパはするわのやりたい放題で、学校の札付き問題児。そんな彼が2人の母の思いに揺れながら、音楽に目覚め、青年へと成長していく日々を繊細に描いた青春映画です。その若きジョン・レノン役に扮するのは、『キック・アス』のアーロン・ジョンソン。ジョンのナイーヴな一面を見事に演じています。 映画の中で、ジョンがバンドを組み始め、ポールと初対面するシーンがあるのですが、「こんな出会いだったのか」とちょっと感動してしまいます。そして、若き日のジョンとポールの関係性を描いたシーンもこの映画の見どころのひとつ。二人が膝を付け合せて、ギターを弾くシーンは、思わず当時の二人の姿を想像してしまいますよ。ビートルズファンの方はもちろん、ファンじゃない方も是非ご覧頂きたい1本です。ビートルズサウンドの原点を感じられるはず! 余談ですが、本作の監督サム・テイラー=ウッドとこの作品で出会ったアーロン・ジョンソンは、23歳の年の差をはねのけ、監督と結婚しちゃいました! © 2009 Lennon Films Limited Channel Four Television Corporation and UK Film Council. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.10.13
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年11月】キャロル
80年代~ウォール街でウルフ(狼)と呼ばれた実在の人物ジョーダン・ベルフォートの回顧録『ウォール街狂乱日記』を映画化。若くして巨万の富を築いた証券マンの栄光と転落をレオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ監督が5度目のタッグで描く。あらすじはというと・・・学歴もコネもない22歳の青年ジョーダン・ベルフォートは、お金持ちになりたい!という夢を抱きウォール街で株式ブローカーとして働き出します。ところが働き始めてすぐに「ブラックマンデー」と呼ばれる大恐慌が起きて会社は倒産。そこでジョーダンは仲間を集めて証券会社を設立し、巧みな話術を活かしたセールストークと詐欺まがいの株取引で大金を稼ぐようになります。会社を大企業に成長させて自らも億万長者となったジョーダンは、ドラッグとセックスまみれの豪遊生活に明け暮れる・・・。結局、派手にいろいろやりすぎて警察から目を付けられ、投資詐欺で逮捕され服役するのですが・・・その顛末を描いたお話です。(ちなみに出所した彼は、自伝(この映画の原作)を書いたり、セールストークの講演会とか開いたりして現在も大儲けしているそうです。さっすが~!なのか?!)本作は、まぁ、つまるところ酒を浴びまくりドラッグをキメまくり人を騙しまくってカネを儲けまくるという、よくぞ映像にしたものだと思うほど、とにかくクレイジーな映画なのです。(っていうかこれが実話だってことに驚愕!!)それに加えてディカプリオが、ロウソク垂らしてアヒアヒする全裸SMプレイで完全ドMになったり、ドラッグが効き過ぎて涎ダラダラ状態で床を這いつくばったり・・・レオ様ってば、これはいくらなんでもやりすぎでしょ(それほどアカデミー賞欲しいのね?)・・・と思わずにはいられない史上最大級の崩れっぷりが、本当に、スゴイ。そしてこのクレイジーすぎる暴れっぷりラリっぷりは、実在のジョーダン・ベルフォート本人から「実際はこうだった」とアドバイスをもらって再現したもので、本当にぜーんぶ実際に起こった話だっていうんだから、驚きを通り超して呆れてしまいます!!とにかく百聞は一見にしかず。マーティン・スコセッシ監督が「彼は何でも出来る」と絶賛した、レオナルド・ディカプリオの超スゴ演技を11月のザ・シネマで是非ご覧ください!! COPYRIGHT © 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2016.10.08
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年11月】うず潮
元米大統領ビル・クリントンの選挙戦をモデルにした、ベストセラー小説「プライマリー☆カラーズ 小説大統領選」を『心の旅』の監督マイク・ニコルズが映画化。天才的な握手と笑顔を武器に選挙戦に臨む州知事とその妻、スタッフたちの奮闘ぶりを描く政治コメディ。女たらしの州知事を男の色気たっぷりにジョン・トラヴォルタが演じ、政治家の妻の表裏をエマ・トンプソンがシニカルに好演。選挙中に発覚するスキャンダルを揉み消す敏腕スタッフ役のキャシー・ベイツの怪演ぶりはお見事の一言。 ここまでやる?と思わずつぶやいてしまう、米大統領選の過酷な舞台裏を垣間見られる作品なので、米大統領選真っ只中の11月に是非見てほしい1本。また、ザ・シネマでは、ケネディが暗殺された11/22に、この事件をテーマにした『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』も放送します。こちらも是非ご覧ください。 ©TOHO-TOWA
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COLUMN/コラム2016.09.20
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年10月】キャロル
アカデミー作品、監督、主演男優、主演女優各賞に輝いたラブコメの古典的名作。 家出した富豪令嬢エリーと、彼女の特ダネを狙う新聞記者のピーターが、いつの間にか恋に落ちてしまうというお話。 現代のわたしたちに馴染みの“胸キュン”的ラブコメの典型を、80年以上も前にフランク・キャプラ監督が本作品で完成させていることに驚かされます。 あらすじは・・・ 富豪令嬢エリーは父親に黙って婚約。怒った父の監視を潜り抜け脱走、単身フィアンセのもとを目指す。彼女が乗った夜行バスにたまたま乗り合わせたのが、新聞記者のピーター。彼は富豪が娘を見つけるため出した新聞広告で、隣の女性がエリーその人であると知り、特ダネ記事を書くため素知らぬフリをしながらバスで一緒に旅を続ける。だが、旅の途中、2人は予期せず恋に落ちてしまった! ・・・というお話。 見ているこっちはエリーとピーターが両思いであることが分かっているのに、なかなかくっつかない二人。それどころか、度重なるすれちがいで相手の気持ちにすらなかなか気付かない・・・。 ああ運命のいたずらって。 神様のいじわる! 昔の映画って(今旬の映画と比べると)ゆ~っくり話が進むけれど、不思議なことに本作は軽快なテンポでぐいぐい引き込まれてしまう。しかも、お決まりのハッピーエンドは分かっているのに、それでも二人の行く末が気になって結局最後まで見てしまうという巧みな展開ときた。 『或る夜の出来事』は、さすがラブコメの原点と言われる作品だけあって、全ての胸キュン要素が凝縮されています。ああ皆さま、どうかクラシック映画を敬遠するなかれ。未見の方には、是非一度ご覧いただきたい。 今まで「白黒映画のラブロマンスなんてどうせ(ベタで奥手でつまらない)・・・」と思っていて、本当にごめんなさい!! Copyright © 1934, renewed 1962 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.