本当は面白い! アメリカンコメディ 本当は面白い! アメリカンコメディ

アメリカのコメディは日本人にはつまらない・・そんなの都市伝説だ!ザ・シネマでは毎月1本、厳選したアメリカン・コメディをお届け!
アメリカン・コメディの第一人者である長谷川町蔵さんによるコラムと共にご紹介します。アメリカン・コメディ界の人物録も必見!

【アメリカン・コメディ】愛しのベス・クーパー

長谷川町蔵

傑作ティーンコメディ『愛しのベス・クーパー』。その裏側のひきこもごもについて。

平凡な郊外の高校、ファロー・グレン・ハイスクールの卒業式で、ハプニングが起きた。 卒業生を代表するスピーチを任されたデニスが、会場を埋め尽くす人々を前にこんなことを口走ってしまったのだ。 「離れ離れになる前に言っておきたい。中一の頃から片想いだった。アイ・ラブ・ユー、ベス・クーパー!」 いくら優等生とはいえ、ジョックスが幅を利かす高校内で最下層にいる男子が、チアリーダーのベスと釣り合うわけがない。当然のごとく恥をかいただけに見えたデニスだったが、小さな奇跡が起きた。「あまりにも可哀想」と考えたベスが、親友のリッチとシケたパーティを開いていたデニスのもとに友達を連れて顔を出してくれたのだ。 だがデニスの告白に怒り狂ったベスの元カレ、ケヴィンがそこに仲間と乱入。デニス、ベス、友人たちは一晩中逃避行をする羽目に陥ってしまう……。 クリス・コロンバスと聞くと、『ハリー・ポッター』の最初の二作(2001年、2002年)を監督した大物というイメージが強いはず。事実、彼は『ハリポ』以降もブロードウェイ・ミュージカルの映画化作『RENT/レント』(2005年)、ファンタジー作『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(2010年)アダム・サンドラー主演作『ピクセル』(2015年)といったビッグ・バジェットの話題作を撮り続けている。 だがこうした大作の合間に発表された『愛しのベス・クーパー』(2009年)は、ロー・バジェットのティーン・コメディだった。おそらく彼は本作で原点回帰してみたかったのだろう。というのも、そもそも彼はニューヨーク大学在学中に脚本家としてキャリアをスタートさせており、脚本家時代の代表作『グレムリン』(1984年)と『グーニーズ』(1985年)はいずれもキッズ〜ティーン・コメディだったからだ。 監督進出作の『ベビーシッター・アドベンチャー』(1987年)もティーン・コメディ。女子高生がバイト先の子どもたちを連れて夜のシカゴの街に繰り出してしまうという同作のプロットは、ジョン・ヒューズの『フェリスはある朝突然に』(1986年)を彷彿とさせるものだったが、これがヒューズ本人の目に留まり、ヒューズ製作&脚本、コロンバス監督のコンビが実現。その作品こそがメガヒットを記録した『ホーム・アローン』(1990年)だった。 その後も『オンリー・ザ・ロンリー』(1991年)、『ホーム・アローン2』(1992年)とヒューズとのコラボ作は続いたものの、すでにヒューズがティーン・コメディからファミリー・ムービーに軸足を移してしまったこともあって、ヒューズ&コロンバスのコンビによるティーン・コメディは遂に製作されずに終わってしまったのである。  奇しくもヒューズが亡くなった年に公開された『愛しのベス・クーパー』には、ヒューズが80年代に発表したティーン・コメディへのオマージュが随所に感じられる。一夜の出来事を描いた物語の枠組みは『すてきな片想い』(1984年)だし、イケてない男子二人組のキャラ造形と、ヒールの職業が軍人という設定は『ときめきサイエンス』(1985年)。デニスの父親を演じているのは『フェリスはある朝突然に』のキャメロン役で知られるアラン・ラックだったりする。 ヒューズ作品だけではない。キュートなヒロインが実は無茶苦茶暴力的というギャグは、コリー・ハイムとコリー・フェルドマンの”ダブル・コリー”が主演した『運転免許証』(1988年)におけるヘザー・グラハムみたいだし、会場がドン引きする卒業スピーチという趣向は、キャメロン・クロウの監督デビュー作『セイ・エニシング』(1989年)の冒頭部そっくり。立ったまま眠っている牛を倒す遊び”牛倒し”は『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1989年)でも描かれて一躍全米で有名になったものだ。つまり本作はクリス・コロンバスによる80年代ティーン・コメディ総ざらい映画なのだ。 そんな本作のヒロインに、スウィートなヘイデン・パネッティーアはぴったりだ。1989年生まれの彼女は『アリー my Love』(2001〜2002年)や『プリティ・ヘレン』(2004年)といった作品に子役として出演後、『HEROES』(2006年~2010年)のチアリーダー、クレア役でブレイク。女優としてのもうひとつの代表作であり、カントリー音楽界を描いた群像劇『ナッシュビル』(2012年〜2018年)との合間に出演した本作では一見、天真爛漫な勝ち組に見えながら、実は鬱屈や苦悩も抱えているベス役を巧みに演じている。 そのベスに夢中な主人公デニスを演じているのは1981年生まれのポール・ラスト。運動神経ゼロの気弱な優等生を絵に描いたようなルックスだけど、リアクション芸がいちいち秀逸。実はこの映画、彼の売り出し作として製作された側面もあったように思う。 ラストは、エイミー・ポーラー主宰のコメディ劇団アップライト・シチズンズ・ブリゲートに入団すると、瞬く間に頭角を現した若き才人だった。それを裏付けるように、初の本格的な映画出演作となった本作でいきなり主演。また同じ2009年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』では、ブラッド・ピット率いる特殊部隊のメンバーを演じている。当時の彼はスターになることをハリウッドから約束されていた男だったのだ。 しかしテン年代に入ると、彼は表舞台から姿を消してしまう。『Arrested Development 』や『Comedy Bang! Bang! 』といったコメディ番組でライターとしてコンスタントな活動は行っていたものの、俳優としては休業状態になってしまったのである。 すっかり裏方になっていたラストを再び表舞台に引っ張り出したのは、ジャド・アパトーだった。彼は自身が製作総指揮を務めていた『Girls/ガールズ 』(2012〜2017年)に参加していた女性脚本家レスリー・アーウィンとラストの結婚の馴れ初めを知り、ふたりの恋愛をロマンティック・コメディとしてドラマ化することを提案。アパトー、アーウィン、ラストの三人でコメディ・ドラマ・シリーズ『Love』(2016年〜2018年)を立ち上げたのだ。 Netflixオリジナル作として発表された同作で、アーウィンをモデルにしたヒロイン、ミッキーを演じたのは、『Girls/ガールズ』にも出演していた女優ギリアン・ジェイコブスだったが、ラストをモデルにしたガスを演じたのは何とラスト自身だった。そのリアクション芸は『愛しのベス・クーパー』と全く同じ。あらためて『ベス・クーパー』における演技面のアイディアの相当な部分をラスト本人が考えていたことが明らかになったのだった。 ラストが脚本も数多く手がけた『Love』は高い評価を獲得し、3シーズンが製作されたあと2018年に大団円を迎えている。 その『Love』最終シーズンで、ミッキーに秘密にしていたガスの過去が明かされた。現在の彼は、子役スター専門の家庭教師としてハリウッドの末端で働く気弱な三十男なのだが、大学卒業直後は脚本家として将来を嘱望されており、巨匠リドリー・スコットのアシスタントを務めたことまであった。しかし分をわきまえない失礼な言動によって、スコットの怒りを買い、ハリウッドから干されてしまっていたのだ。 もちろん『Love』自体はあくまでフィクションである。でももとは半自伝作。ラストが、かつて表舞台から消えた真相をぶっちゃけたように思えてならないのだ。気になるのは彼に激怒した大物の正体。少なくともリドリー・スコットではないはず……となると、どうしてもクリス・コロンバスの顔が浮かんでしまう。だって「大学卒業直後から脚本家として活躍」なんてコロンバスのキャリアそのものではないか。無理を承知でいつの日か真相が当事者たちの口から明かされることを祈りたい。■   © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. 

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【アメリカン・コメディ】10月は祭りだよ!アメコメ祭り②ファレリー兄弟とは

長谷川町蔵

本年度、トロント映画祭で観客章を受賞。賞レースに名乗りをあげる『Green Book』。しかし予告編になぜか監督の名前が掲げられない…その理由とは?(このコラムはファレリー兄弟とその作品についてのコラムです。あしからず)

 映画ファンにとっては百も承知だろうけど、これから年末までは、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を狙える優秀な映画が次々と公開されるシーズンである。  その中でも有力作に挙げられているのが『Green Book』だ。公民権制定前の1960年代アメリカを舞台に、黒人差別が激しい南部をツアーすることになった実在の黒人クラシックピアニスト、ドン・シャーリーと、運転手兼セキュリティ・ガードとして雇われた白人トニー・リップの道中を描いた同作は、ヴィーゴ・モーテセンとマハーシャラ・アリという最高のキャスティングも相まって、最初の前哨戦と呼ばれているトロント映画祭で観客賞を受賞。ネットで公開されている予告編を観ても傑作間違いなしの仕上がりだ。  しかし不思議なことがある。予告編になぜか監督の名前が掲げられないのだ。理由はおそらくただひとつ。監督がピーター・ファレリーだからだ。  そう、『ジム・キャリーはMr.ダマー』(1994年)をはじめとする下ネタ全開のコメディ作品の監督として知られるファレリー兄弟のお兄さんの方である。スタジオ側はファレリーの名前を出すことで、色眼鏡で見られることを避けようとしたのだろう。  そんな懸念はわからなくもないけど、ファレリー兄弟の作品を真剣に見続けてきた者なら、彼らのくだらないコメディ映画の中にはいつだって「アンチ差別」のメッセージが込められていたことを知っているはずだ。  彼らの代表作『メリーに首ったけ』(1998年)でキャメロン・ディアス演じるメリーが、なぜベン・スティラー演じるテッドを最終的に選んだかを思い出してほしい。障がいを持つメリーの弟がテッドにだけは心を開いたからだ。  この作品に限らず、ファレリー兄弟の映画には障がい者が多く登場して、ギャグを披露する。こうしたギャグは彼らの評価を一層下げる一因にもなっているのだが、当の障がい者の間ではファレリー兄弟の人気は高いという。というのも、彼らには差別意識が一切感じられないからだ。  彼らには、子どもの頃に事故で障がいを負うことになった親友がおり、ふたりは彼を通じて多くの障がい者と知り合ったという。そのため兄弟は障がいを個性と捉え、決して欠点と見做さない価値観を身につけたのだ。  こうした価値観を偶然身につけてしまう男を主人公に据えたのが『愛しのローズマリー 』 (2001年)だった。見た目が良い女ばかりを追いかけていた男ハルが、催眠療法を受けたのちに絶世の美女ローズマリーと恋に落ちる。実は催眠療法の中身は「心の美しい人を美人と認識する」もので、本当のローズマリーは超肥満体。だがハルはそのことに全く気づかずに愛を深めていく。  ハルを演じたのは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018年)でキッズ人気を獲得して現在、何度目かの黄金時代を迎えているジャック・ブラック。相手役のローズマリーを演じるのはグウィネス・パルトロウで、”真実の姿”の方も特殊メイクで自ら演じており、健気さが泣かせてくれる。  本作において最も観客の胸を打つシーンは、ローズマリーがボランティアとして働く児童施設にハルが連れていかれるシーンだろう。施設の子供たちのあまりの可愛らしさに、ハルは顔を抱き寄せて「お前ら可愛いなあ」と口にする。ローズマリーは「こんなことやってくれる人なんて初めて」と感動する。子どもたちの真実の顔は病気や火傷跡で覆われていたのだ。  そんな隠れ感動作を監督したファレリー兄弟は、続いて障がい者自身を主人公にしたコメデイ映画を製作することを決意する。それがマット・デイモンとグレッグ・キニアが共演した『ふたりにクギづけ』(2003年)だ。  主人公の双子の兄弟ボブ(デイモン)とウォルト(キニア)は、生まれ育ったマサチューセッツ州の小さな町でハンバーガー屋でペアで働く人気者。だが朴訥なボブと対照的に外交的なウォルトはスター俳優になる夢を描いていた。そんなある日、地元の演劇公演で大ウケしたことに味をしめたウォルトはハリウッド行きを決断。兄弟想いのボブも同行を決意する。やがてウォルトは、テレビショーのレギュラーが決定するのだが……。  ここまで読んで「彼らのどこに障がいがあるんだ?」と思った人もいるかもしれない。だが実際は一目瞭然。ボブとウォルトは生まれつき腰のところで繋がった結合双生児で、ウォルトが舞台に立っていたとき、ボブはメイクと衣装を施されて風景と同化させられていたのだ。そんなわけでハリウッド進出以降もボブは全身ブルータイツを着させられてCGで消されたり、美女がウォルトに寄ってきても、いない者として扱われたりと散々な目に遭い続ける。  そんなありえないストーリーの本作だが、実はファレリー兄弟の半自伝ドラマでもある。ファレリー兄弟はマサチューセッツ州の労働者階級の出身だったが、学業優秀だった兄ピーターは名門私立高校ケント・スクールに進学し、コロンビア大学でライティングを学ぶなどエリート街道をまっしぐら。しかし初恋のガールフレンドが急死したことで落ち込んでしまい、故郷で引きこもり生活を送るようになってしまう。たまに執筆した映画脚本をスタジオに送ると、ギャグセンスが評価されて権利が売れることがあったそうだが、製作までは一作も漕ぎ着かなかったらしい。  「このままじゃダメだ。スタジオ関係者に直接売り込んでコネクションを深めないと。そのためにはハリウッドに行くしかない!」  そうピーターに進言したのが弟のボビーだった。かくしてふたりはハリウッドに旅立ったのだった。ファレリー兄弟の映画にロードムービー仕立ての作品が多いのも、故郷マサチューセッツからハリウッドまで、信じられないくらい距離が隔たっているからではないだろうか。そういう意味でも『Green Book』の監督にはピーター・ファレリーが適任なのである。■   『ふたりにクギづけ』© 2003 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. 『愛しのローズマリー』© 2001 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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【アメリカン・コメディ】10月は祭りだよ!アメコメ祭り①コメディエンヌ師弟対決!

長谷川町蔵

エリート・コメディエンヌ、エイミー・ポーラー。育てた弟子もまたツワモノだったの巻。

「わたしたち、家を売ったから」    看護士として働くバツイチのモーラはある日突然、両親からそう告げられる。老人用コンドミニアムに入居することにした両親にとって、それは単なる断捨離。でもモーラにとっては少女時代の想い出すべてを失うことだった。しかもモーラは、姉のケイトにもそれを伝えてほしいと頼まれてしまうのだった。  美容師のケイトは、腕は確かだが性格が難ありで、職場を転々としているトラブルメイカー。モーラは、その彼女に再会すると開口一番、こんなことを言われてしまう。 「わたし、実家に戻ろうと思うんだ」 いま真実を告げたらトンデモないことになる。モーラは本当のことは言わないまま。ケイトと実家の片付けへと向かうのだが……。  『シスターズ』(2015年)を観て、主演のふたりが本当の姉妹のように感じる映画ファンは多いはず。ルックスは決して似てはいないのだけど、以心伝心で繋がっている様子が伝わってくるからだ。それもそのはず、ケイト役のティナ・フェイとモーラ役のエイミー・ポーラーはこの時点で20年以上もの友情を育んでいたのだ。  ティナとエイミーが出会ったのは1993年、シカゴを本拠地に置く即興劇団セカンド・シティでのことだった。お笑い芸人の育成機関としては全米ナンバーワンのこの劇団で、ふたりは笑いのセンスに共通したものを感じ取って大親友になった。 1997年、ティナは老舗お笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」のライターに採用されてニューヨークへ。2000年にはニュース・コーナー「ウィークエンド・アップデート」にキャスターとして出演するようになった。  一方、エイミーは自ら率いるお笑いクルー「アップライト・シチズン・ブリゲイド」とともにやはりニューヨークに進出。ティナを追うように2001年に「サタデー・ナイト・ライブ」のキャストに抜擢されると、3年後にはティナと共同で「ウィークエンド・アップデート」のキャスターも務めるようになった。ふたりの名コンビぶりは全米で知られるようになったのだ。  このためふたりが番組を卒業した後、ティナが製作兼主演を務めた『30 ROCK/サーティー・ロック』(2006〜13年)で、エイミーが主演ドラマ『Parks and Recreation』(2009〜15年)でそれぞれピンのスターになっても、ふたりのリユニオンを望む声は消えることはなかった。こうした要望に応えたのが、共演作『ベイビーママ』(2008年)であり、2013年から3年連続で続いたゴールデン・グローブ賞の共同司会だった。  『シスターズ』もこうした流れに位置する作品である。でもそれだけではない。本作の監督ポーラ・ペルや共演のレイチェル・ドラッチやマーヤ・ルドルフもふたりと同時期に「サタデー・ナイト・ライブ」に関わっていたメンツ。本作は同窓会の機能も果たしているのだ。そして同窓会はこれっきりではなかった。2018年中にNetflixで公開予定のエイミーの監督デビュー作でもある『ワイン・カントリー』には、いま名前を挙げたメンバー全員が出演しているのだから。  エイミー・ポーラーは同期との友情だけでなく、後輩の育成にも熱心である。彼女は「アップライト・シチズン・ブリゲイド」をセカンド・シティのようなお笑い育成機関に模様替えし、ニューヨークとロサンゼルスの劇場で定期公演まで行なっている。  その「アップライト・シチズン・ブリゲイド」からスターになったのが、2004年に二十歳で入団したオーブリー・プラザだった。ジャド・アパトー監督の『素敵な人生の終り方』(2009年)でセス・ローゲンの相手役を演じて注目された彼女は、同年に『Parks and Recreation』のメインキャスト、エイプリル役にも選ばれた(ちなみに彼女と結婚するアンディを演じたのが、今をときめくクリス・プラット)。そう、彼女はエイミーの愛弟子と言っても過言でない存在なのだ。 但しオーブリーの芸風は、デッドパン(無表情)と下ネタウェルカムのギャグセンスのコンビネーションもあって、師匠より遥かにアグレッシブ。    そんな彼女の芸風を十分に味わえるのが、『ライフ・アフター・べス』(2014年)だ。タイトル通り、最愛のベスが突然死んだ後の人生を生きる男ザック(演じるはデイン・デハーン)を描いたコメディなのだが、冒頭にちょっとしたサプライズが訪れる。 ベスの両親を慰めようと彼女の実家を訪問したザックは、ベスが墓の中から這い出してきて帰宅していたことを知るのだ。「ベスは死んでいなかった」と喜ぶザックは、人目を避けてベスとデートを楽しむのだが、彼女は太陽の光に極端に弱く、キレると車を破壊するほどの怪力を発揮する。要はゾンビになっていたのだ。  コメディというジャンルの性格上、ベスは決して可哀想に見えてはいけないので、とても難しい役なのだけど、そういう意味でもオーブリー・プラザの演技は百点満点。縛り付けられていたはずのキッチン・オーブンを背負ったままハイキングに出かけたり、スムーズ・ジャズの帝王ケニーGを聴いて恍惚とするシーンでは、笑う以外の選択肢は残されていないはずだ。 ちなみに劇中、ザックが「ベスはもう死んだんだし、一度会ってみたらどう?あたしの親友の娘さんなの」と母親から散々お見合いデートを勧められる女子役で終盤に特別出演するのはアナ・ケンドリック。ふたりは『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010年)で共演して以来の親友同士で、『ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行』(2016年)でも共演している。 加えてオーブリーは、本作の監督ジェフ・バナと両親役を演じていたジョン・C・ライリーとモリー・シャノンと、プロデューサーも務めた『天使たちのビッチ・ナイト』(2018年)でリユニオン。どうやら師匠のエイミーに負けず、オーブリーも仲間との関係を大事にしているようだ。だからオーブリーもエイミーのように、いつか才能溢れる後輩を見出すにちがいないのである。■   『シスターズ』© 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.  『ライフ・アフター・ベス』©2014 LIFE AFTER BETH, LLC All Rights Reserved. 

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【アメリカン・コメディ】ビルとテッドの地獄旅行

長谷川町蔵

キアヌが真に愛した(かも?)しれないキャラクターはこんな奴らです。

「あんなバカは絶対ダメだ!」    ハリウッドにおけるSFXとアクションの定義を変えた『マトリックス』の主人公ネオ役の候補にキアヌ・リーブスの名前があがったとき、映画スタジオの重役はそんな言葉を口走ったらしい。 今となってはキアヌ以外考えられないネオ役だが、企画段階ではウィル・スミスやレオナルド・ディカプリオが検討されていた。しかしこうした有力候補にはことごとく断られ、ひとり乗り気だったキアヌが、固定制ではなく歩合制でのギャラ受け取りを申し出たため、なんとか決定したという(ただし作品が規格外のヒットを記録したため、キアヌは約9700万ドルという空前のギャラを獲得することになる)。なぜキアヌの起用はそれほどまでに嫌がられ、「バカ」呼ばわりまでされたのだろう? それは『ビルとテッド』シリーズで演じたテッド役のバカっぷりがあまりにも鮮烈だったからに他ならない。  『ビルとテッド』シリーズは、1989年と91年に公開された二本のティーン・コメディだ。主人公は、ヘヴィメタルが大好きなティーン男子ビルとテッド。ロジャー・コーマン門下のスティーヴン・ヘレクが監督した第1作『ビルとテッドの大冒険』では、高校留年の危機に陥ったふたりが謎の男ルーファスの計らいで電話ボックス型のタイムマシンに乗って歴史の勉強(という名のバカ騒ぎ)を繰り広げる姿が描かれた。 タイムトラベル物というとSFX使いまくりの大作を想像してしまうけど、低予算作だったのでSFXは必要最低限。ふたりが訪れる各時代の世界も、スタジオ内に突貫で建てられたことが丸わかりのチープなものだった。でもその力が抜けたところがティーンにウケた。映画はスマッシュヒットを記録し、テレビアニメまで製作。気を良くしたスタジオ側は続編の製作にゴーをかけたのだった。 それが『ビルとテッドの地獄旅行』(1991年)だ。『ガーフィールド』(2004年)などで知られるピーター・ヒューイットの長編監督デビュー作でもある本作は、27世紀のカリフォルニアにある<ビルとテッド大学>のシーンで幕を開ける。そこでは自作のロックソングで世界を救った偉人ビルとテッドの研究が、ふたりを尊敬してやまないルーファスのもとで進められていた(第一作でルーファスがタイムマシンをふたりに提供したのもそれゆえだったのだ)。そこにルーファスの元師匠デ・ノモロスが乱入。ロックを嫌うあまりダークサイドに堕ちた彼はタイムマシンを奪い、ビルとテッドの替え玉ロボットを20世紀に送り込んで、歴史を改変しようとするのだ。  読めば分かる通り、序盤は『ターミネーター』(1984年)のまんまパロディだ。だからマトモな映画ファンは、本物と偽物のビルとテッドが戦うハードな展開を予想する。しかし本作はマトモな映画ではない。本物のビルとテッドは崖から突き落とされてあっさり死んでしまうのだ。地獄に落ちたふたりは、現世に帰ることを賭けて、無敗の死神とのゲームに挑むことになる。  気を取り直したマトモな映画ファンは今度は、遥か下方に溶岩が燃えたぎる橋の上で、ふたりが死神と剣を交える血湧き肉躍る場面を予想するだろう。でも何度でも書くが、本作はマトモな映画ではない。死神が指定した勝負はバトルシップやツイスターといったガチな意味での<ゲーム>。しかもふたりは死神をこてんぱんに負かして、あっさり現世に帰還してしまうのだ。  そんな脱力感全開の展開がティーンにウケて、本作もスマッシュヒットを記録。普通なら三部作の完結編が作られてもいいところだが、キアヌがあまりにも売れっ子になってしまったことで残念ながら続編が作られることはなかったのだった。  だが誰もキアヌを責めることはできないだろう。そもそも『地獄旅行』公開時、キアヌはすでに27歳だった。1964年生まれの彼は、80年代に一世を風靡した若手男優集団”ブラット・パック”と実は同世代にあたる。エミリオ・エステベス(1962年生まれ)とチャーリー・シーン(1965年生まれ)兄弟を中心に、トム・クルーズ(1962年生まれ)やマット・ディロン(1964年生まれ)がメンバーだったブラット・パックの面々は『ビルとテッド』シリーズが公開されていた頃、すでに大人の俳優へと脱皮をとげていた。なのにキアヌはティーン役。B級、いやC級俳優としか言いようがない。  ところが『地獄旅行』と同じ年に出演した『ハートブルー』(1991年、『ワイルド・スピード』シリーズの元ネタである)と故リバー・フェニックスとともに男娼を演じた『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年)での演技が評価されたことによって運命が変わった。これをステップに『ドラキュラ』(1992年)でフランシス・フォード・コッポラ、『リトル・ブッダ』(1993年、お釈迦様役!)ではベルナルド・ベルトリッチといった巨匠と仕事をすることで、ようやく大人の俳優として認められたのだ。以来、彼は多忙な日々を送っている。  しかしながらキアヌは俳優として微妙な立ち位置にいる男である。ルックスが浮世離れしすぎているため社会派ドラマに向かず、かといって感情表情にも乏しいため人間ドラマにも向いていない。そのため主要映画賞にノミネートされたことは一度もないのだ。それでもスター俳優であり続けているのは、『スピード』(1994年)、『マトリックス』三部作(1999年〜2003年)、そして近年の代表作『ジョン・ウィック』シリーズ(2014年〜)と定期的にアクション映画を大ヒットさせているからだろう。  では、なぜ主役をオファーされ続け、観客を映画館に呼び続けられるのだろう? それはバカ役を心の底から楽しそうに演じた『ビルとテッド』シリーズによって築いた岩(ロック!)よりも固い同性の支持基盤があるからだ。  そんなコアなファンたちの気持ちを理解しているのか、キアヌも普通のスターなら黒歴史扱いすること間違いなしのこのシリーズへの愛を公言し続けた。俳優からプロデューサーに転身したビル役のアレックス・ウィンターとは定期的に旧交を温め、ファンを喜ばせているのはまだ序の口。2010年にキアヌは、シリーズの脚本家クリス・マシソンとエド・ソロモンのコンビに第三作の脚本を書いてもらっていることを明かしたのだ。  そして2018年、幻に終わると思われていた第三作が製作準備に入っていることが発表された。題して『Bill & Ted Face the Music(ビルとテッドが音楽に向き合う)』。何だか地味なタイトル、アレックスとキアヌが語る同作のプロットを読むと、期待せずにはいられない。  時代は現代。ビルとテッドは世界を救うロックソングを書かなければいけないのに、音楽から遠ざかり、ありふれた中年になってしまっている。結婚生活は暗礁に乗り上げ、子どもは不機嫌なティーンに。そんなところに未来からタイムトラベラーがやってくる。 「あなたたちが曲を書かないから世界が滅びそうなんです。さっさと世界を救う曲を書いてください!」 ふたりは音楽を学びために久しぶりにタイムマシンで時空を旅することになる……。 キアヌは彼らしからぬ熱いコメントを第三作に寄せている。 「この映画を作るのは金のためなんかじゃない。俺たちがビルとテッドを愛しているからだ。奴らは俺たちの人生においていつも一緒にいてくれた!」  そんな『Bill & Ted Face the Music』は、『ギャラクシー・クエスト』 (1999年)や『REDリターンズ』 (2013年)のディーン・パリソットが監督することが決定し、近日中に撮影が始まる予定だ。なおジョージ・カーリンは2008年に亡くなっているため不参加ではあるものの、『地獄旅行』に出演したウィリアム・サドラーが死神役で再登場するとの噂だ。   BILL & TED'S BOGUS JOURNEY © 1991 ORION PICTURES CORPORATION. All Rights Reserved 

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【アメリカン・コメディ】ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲

長谷川町蔵

「ヴュー・アスキュニバース」とは何か!これを読めばわかる!(逆に読まないとわからないかも!)

ニュージャージー郊外のコンビニ「クイック・ストップ」。いつものように外でドラッグを売っているのをバイト店員ダンテ(ブライアン・ホハロラン)に止められた売人のジェイとサイレント・ボブは、立ち寄った先のコミック書店で店主のブロディ(ジェイソン・リー)からアメコミ『ブラントマン&クロニック』がハリウッドで映画化されることを知る。このコミック、ふたりをモデルにした作品だったのだ。  「勝手に映画化しやがって!」ふたりは原作者のひとりホールデン(ベン・アフレック)のもとを訪れるが、彼は相方だったバンキー(これも演じているのはジェイソン・リー)に権利を譲ってしまったと言う。かくしてジェイ&サイレント・ボブは分け前をもらうべくハリウッドへと旅立つ。しかし道中で宝石泥棒の美女たち(シャノン・エリザベス、エリザ・ドゥシュク、アリ・ラーター、ジェニファー・シュウォールバック)やオランウータンと知り合ったことで、捜査官のウィレンホリー(ウィル・フェレル)に追われる羽目に。はたして彼らは無事ハリウッドに辿りつけるのだろうか?  ……と、書いても何のことだか分からないコメディ映画が、2001年公開の『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』である。でも分からないのは当然。本作は複数の物語が同一世界内で描かれる「ヴュー・アスキュニバース」映画の第五作にあたるのだから。例えて言うなら、「マーヴェル・シネマティック・ユニバース」の作品群を見たことがない観客が、いきなり『アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見せられるようなものである。本作を十分に楽しむには「ヴュー・アスキューニバース」の過去作の鑑賞、そして全ての作品の監督と脚本を手がけ、無口なドラッグの売人サイレント・ボブ役を演じている創造神ケヴィン・スミスについての理解が不可欠なのだ。  そのスミスは1970年ニュージャージー生まれ。アメコミと『スター・ウォーズ』とホッケーをこよなく愛する彼は、映画監督になる夢を叶えるべくカナダのバンクーバーにある映画学校に進学した。しかし21歳の誕生日に観たインディ映画『スラッカー』に衝撃を受ける。当時30歳だったリチャード・リンクレイターが監督した同作は、彼の地元オースティンで暮らす奇人変人たちを撮っただけにもかかわらず猛烈にクールで魅力的だったからだ。  「俺も地元で映画を撮ろう!」スミスは映画学校を中退し、浮いた学費と自慢のアメコミ・コレクションを売ったお金で自主製作映画を撮りはじめた。舞台は自分がバイトしていたコンビニ「クイック・ストップ」。営業中は撮影できないので、すべての作業は開店前の早朝に行ったという。こうして完成したのが『クラークス』(1994年)だった。「コンビニのシャッターが壊れて開かない」という同作の設定は、撮影中に間違って客が入ってこないようにするためにスミスが考えた苦肉の策だったのだ。  そんな激安&突貫作業作品でありながら、サンダンス映画祭に出品された『クラークス』は大反響を巻き起こした。 「『スター・ウォーズ』三部作の中でどれが好き?」 「俺は『新たなる希望』だな」 「俺は『帝国への逆襲』さ。共和国軍は大敗、ハン・ソロは氷漬けに……でも人生ってそんなもんだろ?」。 こんな会話を劇映画にした奴なんてそれまで誰もいなかったからだ。でもそれだけで映画として十分面白い。もし『クラークス』が存在しなかったら、アパトー・ギャングの諸作も生まれなかっただろう。奇しくもアパトー・ギャングの構成員セス・ローゲンとエリザベス・バンクスは、後年『クラークス』方式でインディ・ポルノを製作する男女を描いたスミス監督作『恋するポルノ・グラフィティ』(2008年)に主演している。  ミラマックスに認められたスミスはメジャーに進出した。しかしそうして製作された第二作『モールラッツ』(1995年)でも彼の姿勢には一切ブレがなかった。舞台はニュージャージー郊外のショッピング・モール。コンビニがモールにスケールアップしただけ! 同作では、そこで収録されるTVのお見合い番組に元カノのブランディ(クレア・フォラーニ)が出演するのを阻もうとするTS(ジェレミー・ロンドン)と相棒ブロディが巻き起こす騒動が描かれるのだが、そもそもブランディの出演が急遽決まったのは、『クラークス』の劇中で葬式が描かれた女子ジュリーの代役としてである。つまり二作は同一世界の物語であることが示されたのだ。スミスの信奉者は、『クラークス』に登場したヤクの売人ジェイとサイレント・ボブが再登場するだけでなく、ボブがクライマックスにフォースを使う姿に喝采を送ったのだった。  リチャード・リンクレイターを尊敬するスミスは、彼の『バッド・チューニング』(1993年)に出演していたベン・アフレックとジョーイ・ローレン・アダムズを『モールラッツ』に招いていたが、監督第三作『チェイシング・エイミー』(1997年)はふたりおよびブロディ役を好演していたジェイソン・リー(元はプロスケートボーダーだったという)を加えたトリオのアンサンブル劇となった。アダムズ演じるアレッサの性的経験の豊富さに戸惑う奥手のホールデンの心理描写は、これまでのスミス作品にない切迫感を伴うものだったが、実は本作、アダムズとスミス自身の短い恋愛を下敷きにしている。だからこそ「俺も昔同じ目にあった、でも愛に過去は関係ない!」と遠い目をしながらホールデンに説教をするサイレント・ボブ(スミス本人)の姿に涙せずにはいられないのだ。  恋愛映画の傑作と絶賛された同作のあと、スミスが挑んだのはまさかの宗教劇だった。その『ドグマ』(1999年)の主人公にして堕天使バートルビーとロキを演じるのは、何とベン・アフレックとマット・デイモン(『グッドウィル・ハンティング』以来、この二人がメインキャストを務めた作品は本作しかない)。物語は、ニュージャージーのカトリック教会で開催される免罪キャンペーンを利用して天国への帰還を企てるふたりと、キリストの末裔の中絶医ベサニー(リンダ・フィオレンティーノ)、13番目の使徒(クリス・ロック)、女神(サルマ・ハエック)そしてジェイとサイレント・ボブら神の軍団との戦いが描かれるのだが、乱れ飛ぶのは血でも銃弾でもない。過去最低級の下ネタギャグである。だが同作は宗教をバカにしているわけではなく、熱心なカトリック信者であるスミスの信仰告白ともいえる大マジな作品でもある。だからラストには感動が待っている。  これら四作を受けて製作されたのが、『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』だったというわけだ。過去作のすべてに脇で登場していたジェイとサイレント・ボブがついに主人公の座に座り、『逃亡者』『猿の惑星』『グッドウィル・ハンティング』といったヒット作のパロディを披露。そしてクライマックスではふたりがマーク・ハミルとライトセーバーを交える『スター・ウォーズ』のパロディへと突入する! なお本作のパロディはジョージ・ルーカス自身が公認している。彼がスミスにつけた注文はこれだけだったという。「ライトセーバーの色だけは間違えないように。」  またマット・デイモン、クリス・ロック、ウェス・クレイヴン、ガス・ヴァン・サント、キャリー・フィッシャー、ジャド・ネルソン、ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、ジェイソン・ビッグス、ショーン・ウィリアム・スコットらおびただしいゲスト出演者が次々と登場するのも見どころだ。  念のため書いておくと、『ジェイ&サイレント・ボブ~』は4文字言葉とコスプレとオナラに溢れた内輪ウケだらけの宴会映画でしかない。それでも観客の心を打つのは、スミスが本当に愛しているものだけで作られているからだ。すべてをやりきったと感じたのだろう。スミスは本作で「ヴュー・アスキューニバース」の完結を宣言している。2006年には『クラークス2/バーガーショップ戦記』(2006年)が発表されたが、これはあくまで番外編の扱いだ。  その後のスミスは、子育てドラマ『世界で一番パパが好き』(2004年)やブルース・ウィリス主演の刑事ドラマ『コップ・アウト 〜刑事した奴ら〜』(2010年)、シリアス・ホラーの『レッド・ステート』(2011年)などを経て、近年は『スーパーガール』や『フラッシュ』といったDCコミックのヒーロードラマを監督している。 そんな中でも注目すべきは、『Mr.タスク』(2014年)と『コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団』(2016年)の二作の低予算ホラーコメディだ。実はこの二作、同じカナダの田舎町を舞台にしており、いずれにもかつて『帝国への逆襲』で自らの赤ちゃん時代を演じた愛娘ハーレイ・クイン・スミスと彼女の親友リリー=ローズ・デップ(ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘)が出演している。それどころか第三弾『Moose Jaws』ではジェイとサイレント・ボブの登場まで噂されている。そう、完結したはずの「ヴュー・アスキューニバース」サーガはすでにリブートされていたのだ……と思ったら、スミスは『Jay and Silent Bob Get a Reboot』と題した作品も構想中。同作はふたりが『ブラントマン&クロニック』のリブートを止めさせようと再びハリウッドへと旅する物語らしい。■   © 2001 Miramax, LLC . All Rights Reserved. 

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